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J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ


J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ

カール・ズスケ(ヴァイオリン)

BERLIN Classics 0092752BC
CD・ステレオ・録音:1985年~?



旧東独の重鎮、ズスケのバッハ無伴奏。


これ見よがしなところがまるで無い、ゆったりしたテンポで紡ぎ出されるバッハ。

決して喚かない、抑制の美を湛えた演奏で、キラリと光る確信に満ちた表現が随処に聴かれます。

この演奏は一聴すると地味に聴こえますが、実は並大抵ではありません。聴くほどに味の出てくる演奏なのです。誠実で丁寧な音作り、音そのものの美しさ・・・音楽に対して、非常に真摯な態度で臨んでいることがじわじわと強かに伝わってきます。

録音も素晴らしく、場所はドレスデン・ルカ教会だそうですが、響きが大変美しく録られています。

同曲は、シゲティ、ミルシティン、フェラス、シェリング(新盤)、等々を聴いてきましたが、このズスケ盤は、その中でも屈指の名演だと思います。個人的には、ミルシティン、フェラスが好みですが、このズスケ盤も見事です。

これもお薦め◎です。

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朝比奈 隆のブルックナー:交響曲第8番


朝比奈 隆 指揮/新日本フィルハーモニー管弦楽団

TOKYO FM 朝比奈 隆1970年代ライブ集成

1.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調《英雄》Op.55
2.ハイドン:交響曲第10番ニ長調 Hob.Ⅰ-10
3.ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(ハース版)
4.ハイドン:序曲ニ長調 Hob.Ⅰa-7
5.ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)

録音:
1.1977年4月2日 特別演奏会/東京文化会館
2&3.1979年3月8日 第67回定期演奏会/東京文化会館
4&5.1977年4月15日 第48回定期演奏会/東京文化会館

CD・ステレオ
TOKYO FM TFMC-0017~20


私にとって待望のCDが出ました。♪
このライブ集成での圧巻は、やはりブル8でしょう。このブル8、1977年4月15日、東京文化会館に感動の嵐が吹き荒れた伝説の名演奏です。このコンサート後、舞台のチェロの女性が感動の余り肩を震わせて泣いていたのを、今も思い出します。後にも先にも、楽団員が涙を流す姿を見たのは、このコンサートだけです。私も、暫し放心状態に陥りました。音楽好きの数人の仲間と一緒に聴きに行ったのですが、皆同様に感動を噛み締めていました。そう言えば、その仲間の一人、中田君(作曲家 中田喜直氏のご子息)は、今、どうしているのでしょう?

気を取り直して、楽屋口に廻り、朝比奈先生にブルックナー協会の会員証へサインを貰い、握手もして頂きました。しっかりと握り締めた、その手の力具合や温かみに、そこはかとない包容力や意志の力を感じたものです。握手ひとつでも、オケが心酔する理由が分かった様な気がしました。

この演奏、本当に素晴らしいです。ぐいぐいオケを引っ張っていく統率力、僅かな心の動きをも大切に音化する鋭敏且つ清澄な感性、何しろオケの音が朝比奈への信頼感に満ち満ちています。個人的には、朝比奈のブルックナー中、94年の大フィル盤に次ぐ名演だと思います。多少、アンサンブルが乱れるところはありますが、些細なことと感じます。実に集中度が高く、開放的にして内省的なブルックナー。特に木管と弦の素晴らしさが印象的です。ウィーンフィルも真っ青!ただ、第4楽章のコーダは、少々、性急な感じがしないでもない・・・しかし、それ以前があまりに素晴らしいのです。

一方、97年のN響盤は、オケが良くても感銘が深いとは限らない残念な例ではないでしょうか・・・。

やはり、どなたかも言われていた様に、朝比奈の演奏史には70年代と90年代の二つのピークがあると思います。

ベートーヴェン《英雄》は、52年のフルトヴェングラー/ウィーンフィルを思わせる解釈が感じられ、雄渾そのもの、堂々たる演奏です。ブルックナー《ロマンティック》は、分厚いハーモニーに織り込まれたロマンティシズムに魅了されます。木綿の様なタッチで、風格を聴かせるハイドンも見事です。

これは、朝比奈フリークならずとも、是非、お聴き頂きたいアルバムです。

PCオーディオ(その24)



CDドライブ・Premium2&ケース・Coolmax CD-510-COMBO用12V電源に少々手を加えました。

秋月電子のLM338T三端子レギュレーター電源キットの非安定側と安定側双方の10μF(回路図上の定数)は、実装で双信丸型ポリカーボ6.8μFのみとしていました。最近、何故か三端子レギュレーターの発熱が多過ぎて、保護回路が働くようになったのです。部品(特にコンデンサー関係)のエージングが進んだことで、問題が表面化したのでしょう。こうなると怪しいのは、双信丸型ポリカーボ6.8μFのみとしている部分です。容量が少な過ぎて、動作が不安定(発振状態)になっているに違いありません。

そこで、Dynamicap3.0μFを非安定側と安定側双方の双信丸型ポリカーボ6.8μFに、パラってやることにしました。何だか写真はコンデンサーだらけで、キノコがニョキニョキ状態ですね。(^_^;)

大正解!

三端子レギュレーターの発熱も問題ない範囲に納まり、副産物として嬉しい音質向上が得られました。低域の深みが増し、中高域にDynammicapの美しいカラーバランスが映えます。双信とDynammicapのパラに依って、ニコン・レンズの解像度とツァイス・レンズのカラーバランスが同時に得られたイメージです。(^^♪

18,000アクセス、有難うございます。


おぉ、遂に18,000アクセス!

お陰様で、何とかここまでやってこられました。

今後共、宜しくお願い申し上げます。m(__)m

写真は「酒好き猫」・・・むーちゃんさんから、以前に頂いたものです。猫の表情も、オヤジが入っていて傑作ですよねー!

ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 シベリウス チクルス








ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 シベリウス チクルス

渡邉 暁雄 指揮
オッコ・カム 指揮
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

TDK Original Concert Selection TDK-OC012~016
CD・ステレオ・録音:1982年 1月28日 福岡サンパレス(1番、4番、7番、悲しきワルツ)
             1982年 2月 4日 大阪フェスティバルホール(2番、5番、悲しきワルツ)
             1982年 1月22日 東京厚生年金会館(3番、6番、フィンランディア)


jbls9500さんのお薦めで、FM東京ライブシリーズ、シベリウス チクルスをゲットしました。どれもなかなかの快演で、シベリウス・ファンなら堪えられないアルバムだと思います。

シベリウスの音楽は、大自然の開放感を味わわせてくれますよね。メロディラインも豊富で美しく、北欧のチャイコフスキーといったイメージですが、シベリウスはチャイコフスキーほど根暗ではない気がします。^_^;

全体的な印象を下記に纏めておきます。

交響曲第1番、第4番、第7番、悲しきワルツ
渡邉 暁雄 指揮


巨匠の風格。年季の入ったスケールの大きい演奏で、シベリウスに対する渡邉の想い入れが伝わってきます。彫りの深い表現、自在なテンポ設定・・・曲の素晴らしさを再認識させられます。オケの技術は、凄く上手いとまでは言えないかも・・・しかし、本場オケの素朴さが曲を生かしていますね。
悲しきワルツは、カムもチクルスの中で演奏しています。同じオケで、解釈の違いを聴くのも興味深いですね。

交響曲第2番、第3番、第5番、第6番、フィンランディア、悲しきワルツ
オッコ・カム 指揮


渡邉に比べると若々しい印象があって荒削りな部分もある気がしますが、情熱の籠もった表現は感動的です。雄大に響く旋律、大自然~荒涼とした大地のパノラマ・息吹を感じさせます。
ベルリン・フィルとのシベリウス・交響曲第2番やナイジェル・ケネディとのチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲のバックで、堂々たる演奏を聴かせてくれたカムですが、その期待に違わぬ演奏です。

今年はシベリウス没後50年、これは良い体験をさせて頂きました(^^♪。

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