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ツェンダーのブラームス、そしてシューマン


シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61

ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98

ハンス・ツェンダー指揮
南西ドイツ放送交響楽団

CD・ステレオ・録音:2003年3月
Disclosure CLASSICS DS 0008-2



今やシルヴァン・カンブルラン率いる南西ドイツ放送交響楽団。その先日の素晴らしい新日フィルを振ったコンサートは、鮮明な印象を残すものでした。一方、こちらは名匠ツェンダーが南西ドイツを振った2003年3月の録音。

ツェンダーの創り出す、そのあまりにも素晴らしい音楽に、CDを捜し捲くっている今日この頃。

偶然、あるサイトでツェンダーのマイナーレーベル盤を発見し、喜び勇んでクリックしたのがこのCD。

期待に違わぬ名演です。シューマンの心の揺らぎ・危うさ~憂いを滴らせる響き。そして、その格調の高い構築感!ブラームスの密度の高い感情移入は主題に生命を与え、現代にロマン派を咽び語らしめるのです!

ツェンダーの決め打ちの鋭さは、真に衝撃的です。タクト捌きの妙!

惜しむらくは、ブラ4の録音があまり良くないことです。歪を伴って、第1楽章に至ってはビープ音の様なノイズも入ったり・・・。しかし、そのことでこの演奏を遠ざけることがあったなら、その損失はあまりにも大きいかと思われます。

ブラ4の第1楽章コーダの第1主題はリタルタンドして欲しかったですが、細かいテンポのコントロールが巧いので不満にはなりません。この解釈も見事ではないでしょうか。

ツェンダー・シリーズ、この後も続けさせて頂きます!(^^♪

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PCオーディオ(その53)




Fireface400用リニア電源の製作について

masaさんから部品名や回路図等を教えて欲しいとのリクエストがありましたので、ここにアップさせて頂きます。

《部品》
1.大容量出力可変安定化電源キット LM338T使用 最大5A ~ 秋月電子通商
 http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22K-00096%22&s=popularity&p=1&r=1&page=0&cl=1

2.SBDブリッジFCH10A15/FRH10A15 1セット ~ A&R Lab
 http://www.wakamatsu-net.com/cgibin/biz/page.cgi?cate=1217&page=0

3.アルミ電解コンデンサー3,300μF・50V 3個 ~ ニチケミKMG※
 アルミ電解コンデンサー1,000μF・50V 1個 ~ ニチコンKZ
 ※2008.12.6 SMG(4,700μF・50V 2個)よりKMGの方が音質が良い為、変更させて頂きました。

4.OSコンデンサーSP 10μF 2個

5.ニッセイAPS 0.1μF 2個※
 ※写真では、片方が指月になっています~その後、拙宅ではDynamicapに変更。

6.スケルトン抵抗 ~ 出力電圧調整用

7.ニッコーム 1/2W 200Ω 1個 ~ 上記秋月キット回路図のR1抵抗を付属のものと入替

8.CPM 1個 ~ A&R Lab
 http://www.ne.jp/asahi/sound.system/pract/cont_frame2.html

9.Plitron Troidal Power Transformer 037013201 80VA Output: 2 X 15VAC @ 2.67A 1個
 http://www.plitron.com/shopping/shopexd.asp?id=73

10.ダイエイ電線 ビニール配線コード 20芯5色セット及び50芯平行 適宜の長さ

11.タカチMB型アルミケース MB-6 W140×H75×D200 1個

12.青色LED及びニッコーム 1/2W 1KΩ 各1個 (パワーインジケーター用)

13.電源プラグ 1個 ~ 松下電工

14.電源トグルスイッチ 1個 ~ 125V4A程度のもの

15.ヒューズ・ホルダー及びヒューズ 各1個~ スローブロー2A程度のもの

《回路図》
1の電源キットに回路図が付いています。キットには整流ブリッジ以前の上流(ACコンセントに近いという意味)部品が入っていないので、上記の部品を調達します。整流ブリッジから3の平滑コンデンサー3,300μF×3パラに入って、その出口に4のCPMを入れます。1,000μFは、秋月の基板の方へ取り付けます(秋月のキット付属の1,000μFの代わりです)。

2と3の3,300μFは、サンハヤトのユニバーサル・ベーク基板AT-1をカッターで半分に切って取り付けます。(基板は表裏7回ずつくらいカッターで切れ目を入れてから、机の引き出し等に挟んで割るとうまく切れます。)私の場合、裏配線はオーグライン0.6mm径を使いました。オヤイデ辺りで売っているOFC線等でも良いでしょう。
http://www.ne.jp/asahi/sound.system/pract/cont_frame3.html

Plitronのトランスは1次側115V仕様ですが、巻線の太さの関係で表記の2次側電圧に略15Vが出てきます。これで整流後非安定出力が20Vくらい得られます。

三端子レギュレーターは、直接ケースに絶縁シート(絶縁ワッシャー)を介してネジ止めします。絶縁ワッシャーがなければ、樹脂製のネジ(ポリカーボ製等)で止めても良いです。また、放熱を確実にする為、必ずシリコンオイル等を絶縁シート両面に塗った上で固定して下さい。放熱器を使っても無論良いですが、充分な大きさのものを使用して下さい。ネジは確実にですが、必要以上に締め付けると、部品にストレスが掛かり過ぎて壊れますのでご注意下さい。

4と5は、秋月のキット付属のものの代わりに装着します。私の場合、5は双信丸型ポリカーボを使用していますが、残念ながらディスコンですのでニッセイAPSで代用します。

秋月のキットには、電圧調整用の半固定抵抗が付属しています。これで出力電圧を12Vに調整後、取り外して抵抗値を測り、6の固定抵抗(スケルトン抵抗)に置き換えます。

8のCPMは無くても動作しますが、音質を考えると外せないアイテムです。更にCPMの裏側にオヤイデの電波吸収テープMSI-30Tを貼ると、グッと自然な音になります。

ダイエイ電線の配線には方向性があり、被覆印字「DAIEI」の「D」の字をエネルギーの高い側乃至上流側に向けて配線して下さい。基板間配線には20芯を、AC関係は50芯平行を使います。

ハンダは、私の場合、TRTのWonder Solderを使用していますが、金田式ご推奨の千住金属工業の一般的なものでも良いでしょう。

ヒューズもきちんと付けて、安全を確保して下さい。発火の危険もありますので、自己責任でお願い申し上げます。

すみませんが、思いつくままに書いていますので、少々纏まりを欠いております。不明点がありましたら、遠慮なくご照会下さい。

PCオーディオ(その52)



Fireface400用リニア電源の製作

FF400にはスイッチング電源アダプターが付属していますが、CDドライブはじめMacbook本体もリニア電源化してきましたので、これもやってしまおうと思いました。

偶々、プライトロンのトランスも別の電源で電圧がうまく合わなくて使えずにいたものがありましたし、あり合わせの部品で殆ど出来てしまいました。例によって、秋月のお手軽三端子レギュレーターLM338TキットをベースにしてCPMとか入れています。ケース加工も含めて半日くらいで出来上がりました。あり合わせなので配線の色が区々だったりしますが、ご愛嬌ということで・・・(^^ゞ。

因みにFF400の外部電源入力端子はごく普通のもので、内径:2.1mm・外径:5.5mmのプラグがぴったり嵌ります。中心が+、外側が-です。定格12V・2Aですが、付属のアダプターは12.29V、このリニア電源も半固定抵抗で若干高めの12.2Vに電圧調整後、固定抵抗(スケルトン)に置き換えましたら、偶然ですが略同じ電圧になりました。

パワーアンプ入院中で、音が聴けないのが辛いですね~。(ーー;)

《追伸》
Fireface400のシリコンバッテリー駆動も考えております。♪

PCオーディオ(その51)



高精度クロックの実験中。

10MHz高精度水晶が未着なので、とりあえず、Antelope OCX単体でのクロック出力をFireface400のワードクロックに注入。

首尾良く設定等も終わり、金田式DACから、一応、音が出ています。一応・・・

しかし、大事なものがラックにないのにお気付きでしょうか?上段写真の左上にぽっかりと。

先日申し上げましたが、パワーアンプNP220(左チャンネル中高域用)が壊れてしまい、Vinさんに修理をお願い致しました。終段パワートランジスターの保護用ヒューズが溶断(恐らくトランジスターは完全導通状態)し、電圧増幅段の電源パスコン他あちこちのコンデンサーが腫れ上がって外皮に亀裂が入るという事態。このNP220は中高域ホーンドライバーに繋いでいるだけなので、そんな過負荷は掛かっていないはず・・・にも拘らず、ここまで壊れるのはどこかに初期不良があったことが考えられます。

この際、精密検査すべしとのことで、海外入院させることと相成りました。米国オレゴン州、マイク・エリオットの新ラボ宛に今日発送されました。5年間の保証期間中なので、無料で入院出来ます。アンプはシャーシーから外して、基板と終段トランジスターだけを送ります。

元気になって帰って来るのは、1ヶ月くらい先でしょうかね・・・トホホ。(ToT)/~~~

それまで、まともに聴けません。ウーファーから音出しして、一応、音は出ている状態。低音の魅力?(^^ゞ

ツェンダーのベートーヴェン(その1)


ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調作品21
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61※

ハンス・ツェンダー指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)

CD・ステレオ・録音:1982年6月30日~7月2日、グローサーゼンデザール
             ※1982年10月16~17日、コングレスハレ ザールブリュッケン、ドイツ
CPO 999 474-2



DokuOhさんのお薦めで探していたCD、やっと中古盤で海外から取り寄せました。

ハンス・ツェンダー、素晴らしい指揮者ですね。現代のシューリヒトというのも頷けます。

ベートーヴェンの第1、真に辛口で引き締まった名演。根底に勢いがあり、揺ぎ無い力が持続しています。この弱音・強音を問わずオケ全開の充実した響きは、この指揮者の非凡な統率力を物語るものです。実に「勇将の許に弱卒なし」の世界。

第1はシューリヒト/フランス国立の名演があり、どちらが良いかという話題になるのでしょうが、これは止めておきましょう。シューリヒトの演奏も彫が深く叡智の光に満ちていて、決して力瘤を入れないのですが、極めて充実した響きに深く感銘を受けます。仙人と言うか、高僧が指揮しているイメージ。妙な言い方ですが、まるでこれはベートーヴェンの10番目の交響曲ではないかと思ってしまう程です。

ツェンダーに話題を戻しまして、第6「田園」がこれまた途轍もない名演。田園風景を描こうとするばかりに妙に偏って雰囲気ばかりの演奏とは全く趣を異にし、余分なものを削ぎ落として只管純化・結晶化させた透明な音楽が響きます。しかし、何と美しいのでしょうか!そして、そこには非常に厳しい精神が宿っていることをも知らしめるのです。

ヴァイオリン協奏曲、シェリングの美音も聴きものです。ツェンダーの堂に入ったサポートも素晴らしく、本物のベートーヴェンを聴いた充実感に浸れます。

DokuOhさん、この場を借りて御礼申し上げます。

このCD、本当にお薦めです。(^^♪

PCオーディオ(その50)


金田式DAC([MHI氏基板&マイク・エリオット推奨パーツ&出川式CPM] with USB入力)への高精度クロック注入プロジェクト

金田式DACに使用されているDAIのCS8416、そのOMCKピンに11.2896MHzの外部スーパークロックを注入。

全く問題なく、きちんと動いております。ただ、左チャンネル・中高域ドライバー用のパワーアンプが故障して音が出ないので、まともに聴けないのが非常に残念です。

とりあえず動作が確認出来たので、一安心しました。現状はAntelope OCX単体の状態ですが、水晶またはルビジウム発振器(電源は先日製作した金田式)を繋いでやれば、金田式DAC外部高精度クロック版の完成となります。

音質についてのレポートは、次回以降ということで。(^^ゞ

《訂正とお詫び》
上記記載には誤りがあります。CS84169は11.2896MHzの外部スーパークロックを直接受けられない模様です。内蔵クロックが生きている状態を外部クロック同期と勘違いしておりました。ここで訂正させて頂き、お詫び申し上げます。別途SRCを入れて、そちらのセカンダリーに外部クロックを注入する方向で検討していきたいと思います。

PCオーディオ(その49)


Macbook自作リニア電源MarkⅡの小改良

PCオーディオ(その42)からのMacbook自作リニア電源MarkⅡ、ブラッシュアップ致しました。

ダーリントン接続の一つ目のトランジスター2SC3421は、規格表に拠れば何と金田石2SC959と互換性があるとのこと!これは虎の子のC959を入れなくてはいけないとの焦燥感に駆られて、早速、入替させて頂きました。また、セメント抵抗を巻線型から福島双葉のプレート型に変更して、またしても金田式指定部品に集中。

まずC959を替えて、その音は・・・物凄い解像度・分解能!たった一つの石が変わっただけで、この変貌振りは一体何なのか、唖然としてしまいます。更に福島双葉のプレート型への変更で、音に明るさと自然さが増しました。

実に小改良とは、とても言えません。♪

ここまで書くと、オーバーでは?とお思いでしょうが・・・本当なので仕方ありません。m(__)m

PCオーディオ(その48)



高精度クロック用リニア電源=金田式シリーズレギュレーター&マイク・エリオット推奨パーツ&出川式電源パーツ版の完成

出力トランジスターのBE間電圧が不足していたのでブリーダ抵抗の位置や値を変更し、動作を安定させる為に位相補正コンデンサーを少々増やしておきました。電圧も微調整して、今般、ケーシングを完了。

見た目も綺麗にしたいということで、こんな感じに・・・(^^♪

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