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PCオーディオ(その63)


クロック電源の重要性を更めて思い知らされました。

D-Clockの電源は、PCオーディオ(その13)で自作したものを使用してきたのですが・・・

http://blogs.yahoo.co.jp/william_kapell/23496770.html

少々、思うところあって、とある20μFのコンデンサーをレギュレーターの非安定側にパラってみました。これが、素晴らしい効果を齎しました!マイク・エリオットも、アンプの電源で同種のコンデンサーを使用していて、「ヴォーカルの親密感が増す」といったことを述べています。

1.楽器等全般に音の実体感が増す。
2.音の芯にエネルギーが増す。音の伸びが一層良くなる。
3.弦楽器の艶やかさ、擦弦のリアルさが増す。
4.バックグランドが静かになる。
5.内声部が良く聴こえる様になる。オケの各パートが全強奏でも分離して聴こえる。
6・音場のスケールが一廻り大きくなり、ステージ全体を見渡せる空間の透明度が向上する。

実体感・リアルさが半端じゃありません。恐らく良くなるだろうくらいの感じでやってみたことなのですが、これ程の効果があるとは本当に驚かされます。無論、一週間程度のエージングを行なっての話です。

このコンデンサーの詳細については、お教え頂いた方の許可がないと申し上げられません。写真をご覧になれば、ある程度、想像が付くかもしれません。(^^

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河村尚子のショパン


河村尚子というピアニストを初めて知りました。偶々、ネットでハスキルの検索をしていて、「ハスキル国際コンクールに優勝した日本人ピアニスト・・・」という記事が目に止まったのです。

2006年、権威ある難関ミュンヘン国際コンクール第2位、続いて翌年、多くの名ピアニストを輩出しているクララ・ハスキル国際コンクールにて優勝。

ハスキルも個人的にショパンを弾くのを好んだとのことで、このハスキル国際コンクールに優勝した日本人ピアニストのショパンがどんなものか聴いてみたくなり、早速、ネットのショップにアクセスしてみました。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3526581
(リンク切れの場合は、ご容赦下さい。)

とりあえず、舟歌と遺作の夜想曲第20番をダウンロード版で聴いた処…

何と素晴らしい!!!

この演奏は驚異的です。本当に、舟歌も遺作の夜想曲第20番も、第一音からして只ならぬ雰囲気…僅か数小節で耳が釘付けになり、何度も最初から聴き直してしまいました。こんなことは滅多にないことです。嗚呼、もう涙が抑えられない・・・。しかし、まだ20代の若さとは俄かに信じられません…舟歌の「虹色の和音」ディミュニエンドの優美、深い思索の跡もあって、とても一筋縄では行かない芸術家との印象を受けます。

結局、これはCDをまるごと買うしかないという結論に至りました。ダウンロード曲と重複しますが、そんなことを言っていられません。

1.華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12 [8:34]
2.夜想曲 第3番 ロ長調 Op.9-3  [6:38]
3.夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作)[4:50]
4.バラード 第3番 変イ長調 Op.47 [7:25]
5.即興曲 第2番 嬰へ長調 Op.36 [5:47]
6.ワルツ 第2番 変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」[5:09]
7.夜想曲 第7番 嬰ハ短調Op.27-1 [5:18]
8.夜想曲 第8番 変ニ長調Op.27-2 [6:01]
9.舟歌 嬰ヘ長調Op.60 [8:38]
10.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22 [14:12]

 録音時期:2008年12月1日~3日(DSD)
 録音場所:ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
 プロデューサー:フィリップ・ネーデル
 エンジニア:ミヒャエル・ブラマン
 調律:ゲルト・フィンケンシュタイン

 国内盤 SACD Hybrid
 発売日: 2009/03/25
 RCA Red Seal BVCC-31115


女流らしい繊細さに留まらず、ダイナミクスの幅も圧倒的。実にミュージカリティに溢れていて、美しい音色が冴え渡っています。何より音楽が自分のものになっており、響きが広い空間に立体的に展開するのです。ショパンの心象世界が目の前にワープして来た如く、その心に染み入る表現力の多彩さには只管唖然とします。既に大家の風格すら感じられるのです。

テンポルバートの妙、変幻自在の表現力。

河村氏ご本人の弁に拠れば2番目の先生がポーランド人だったそうで、やはり、この堂に入ったショパンには本場仕込みの味わいがあります。

私はショパンが好きで、ホフマン、ホロヴィッツ、ギュラー、フー・ツォン、パデレフスキー、ツィメルマン、アルゲリッチ、ルービンシュタイン、フランソワ等々軒並み聴いてきましたが、そうした中でも河村氏のピアノは、新鮮な輝き放っています。

これは大変なことになりました!♪

5月16日のフィリアホールでのコンサート・チケットも即入手しました。曲目は…
スカルラッティ:ソナタ ヘ短調K.466/ソナタ ハ短調K.158/ソナタ ハ長調K.357
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ショパン:舟歌Op.60/夜想曲嬰ハ短調Op.27-1/夜想曲変ニ長調Op.27-2/バラード第3番変イ長調Op.47/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22

http://www.philiahall.com/j/series/090516/index.shtml

機会があれば、モーツァルトも是非聴いてみたいですね。

自分の響きを隅々まで聴いている、もう一人の自分がこのピアニストの中には居る様に感じます。

ハスキルのスカルラッティ



DOMENICO SCARLATTI
ELEVEN SONATAS
Played by CLARA HASKIL, Piano

Longo
No.256 in C Sharp Minor
No.388 in G Major
No.457 in C major
No.386 in G Minor
No.142 in E Flat Major
No.171 in F Minor
No.475 in F Minor
No.483 in A Major
No.33 in B Minor
No.255 in C Major
No.479 in F Major

アナログLP・録音:1950年代?
WESTMINSTER WL5072


因みに現役CDでは・・・

シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
スカルラッティ:ソナタ 変ホ長調 K.193 (L.142)
スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87(L.33)
スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.386(L.171)
ラヴェル:ソナチネ 嬰ヘ短調

CD・録音:1951年6月,10月(モノラル)
ユニバーサルミュージックUCCP3434



ハスキルのスカルラッティ、久々にアナログレコードを取り出して聴きました。
ハスキルは、モーツァルトの使徒としてだけでなく、他の作曲家の演奏でも優れた演奏を残しています。

このスカルラッティ、今更言うまでもなく、本当に素晴らしい演奏です。短調の曲でも悲しみに淀むことなく、苦しみに耐え、高く光に向って行こうとする強く研ぎ澄まされた感性を感じます。長調の曲の軽妙さ、生き生きとした表現も印象的です。神々しいまでのピアニズムがここにあります。

ハスキルは脊椎カリエスを病み、あまり体調が優れない時の録音もありますが、調子の良い時のハスキルは、真に「飛ぶ鳥を落とす勢い」です。このスカルラッティも、比較的体調が良かった頃のものと思われます。

写真(上)は、過日、拙ブログで採り上げたユーラ・ギュラー(ピアノの前に座っている)とのショットです。この二人は美しく結晶化したタッチに共通するところがあって、互いに音楽性の深さも尋常ではありません。

写真(下)は、パブロ・カザルス、チャーリー・チャップリン夫妻とのものです。チャップリンは、ハスキルのことを「私が生涯に出会った3人の天才のうちの1人」と呼んだそうです。あとの2人は、アインシュタインとチャーチル。

ハスキルの音楽には、孤独の中に聴く者を癒す響きが満ちています。類稀な音楽性と技術を持つ演奏家が、全身全霊を籠めて描く世界・・・それに触れられる喜びは、何より無上のものです。♪

音楽・・・それは生きる喜びであることを教えてくれる、ハスキル。

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Author:Kapell
音楽は心のオアシス
オーディオは音楽の為に

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