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買ってはいけない?季刊ステレオサウンド


ステレオサウンド誌との付き合いは、私が中学生の頃に始まりました。

最初に買ったステサンは「プリメインアンプの全て」という試聴記で、デンオンPMA-700とヤマハCA-1000が圧倒的な高得点を得ていた記憶があります。

その後、この採点法にメーカー側からクレームが付き、評論家先生方の対話形式に変わってしまいました。先生方のご発言の真意を汲み取るのは・・・行間を読むのが楽しいと言うか、面倒と言うか、得点評価の方が分かり易いですよね。どの先生がどんな点数を付けているかで、ある程度、製品の音質傾向等が分かるものです。

このステレオサウンド、私的には「買ってはいけない雑誌」なのです。買うと記事にある製品を欲しくなってしまうから~~~です!

ステサンを買いさえしなければ、余計な物を買わずに済むという訳。

それでも、久々にステサンを買ってしまったのです。近頃のオーディオ製品に疎くなっているので、ちょっと知識をリニューアルしようかと・・・。

これがいかんのかも。(^^ゞ

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PCオーディオ(その76)




PCオーディオ(その73)でD-Clock用12V電源を三端子レギュレーター版から金田式リニア電源に作り替えましたが、その後、制御トランジスターを2SA606から2SA566へ変更して聴いていました。

確かに肌理が細かく超低音がスムーズに出てきて、スケールの大きさも見事ですが・・・

しかし・・・何だか音がギスギスして、生々しくないのです。それでいて、どこかサチッている様な歪すら感じる音。エージングをさせても、一向に改善の様子が聴かれません。こんな音なら元の三端子レギュレーター版に戻した方がずっと良い音です。

そうなると、思い当たる節は・・・整流ダイオードの日立V19Eしかない~。
早速、定番・Itoさんお薦めのA&R Lab FCH10A15/FRH10A15に交換してみます。

おぉ、この音です。滑らかで、立体的で、瑞々しく生き生きとして・・・繊細にしてダイナミックな響き!

犯人は金田式で新採用された日立V19Eだった訳ですが、MHIさんもホームページで書かれている様にこの整流ダイオードは、どこにでもオールマイティに使える物ではないみたいです。この用途・回路・部品構成では相性が良くないのでしょう。それに全く選別せずに適当にブリッジを組んでいるのも原因かもしれません。駄耳の私の言うことなので、あまり当てにはなりませんが・・・。

良かれと思って導入しても、反対の結果に終わる。オーディオは難しいものですね。(^^ゞ

ついでにPCオーディオ(その69) と(その70)で製作したFireface400用リニア電源MarkⅡの整流ダイオードも、日立V19EからA&R Lab FCH10A15/FRH10A15へ交換しました。やはり、この方が音が断然自然になります。CDドライブ等の電源を金田式ディスクリートにしたことから、全体のバランスが変わってきたこともあると思われます。

テクニクス SL-10の復活




テクニクス SL-10の復活

SL-7の不具合※、リニア・アームを動作させている可動部分のパイプ等のクリーニングをしたのですが、復活出来ませんでした。もっちゃんさんに倣ってプーリーやワイヤーもクリーニングしてみようかと思ったのですが、私では壊してしまいそうなので・・・考え方を180度変え、駄目元でオークションの出品者に説明のなかった故障がある旨を連絡した処、快く返品に応じてくれました。

※演奏が途中でとまった上、勝手にアーム・レストに戻ってしまうのです。次にPLAYボタンを押しても、定位置にアームが行くもののリフトが下りず、上でじっとしているという挙動不審状態。

さて、SL-10の方もリニア・アームはとりあえず動くものの、ミューティングが掛かってしまって音が出ないトラブルがあり、どうしたものかと困っておりました。ミューティング回路のリレーは、オーディオに精通した知人に訊いた処、とっくにディスコンとのこと。代替品はないかとネットで探してみますが、見当たりません。

仕方ない・・・プロにお任せしようと、例のオーディオサービスエンジニアリングさんにお願いしました。

http://www.audio-se.com/

宅急便往復の時間を含めて10日間くらいで修理完了。

ミューティングが掛かっていたのは回路関係が壊れていたのではなく、何とリニア・アーム可動部分のグリス固着が原因でした。修理前、アームは確かに動いてはいましたが、レコードの音溝に合わせてスムーズに移動が出来なかったことから、アームに横方向の力が加わりミューティング・センサーがONになっていたのです。

うぅ・・・やはり基本に立ち返れですね~。(^^ゞ

実に快調に動いています。音も使い勝手もバッチリです♪

セシル・ウーセのショパン


ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
      スケルツォ第1~4番
      ピアノ・ソナタ第3番
      バラード第1~4番

セシル・ウーセ、ピアノ

CD・ステレオ・録音:1987年、アビーロード・第1スタジオ、ロンドン、他


自宅近くのCD店でふと目に留まった1枚のCD、それがセシル・ウーセのショパンでした。
今まで聴いたことがないピアニストでしたが、2枚組で1,000円という廉価盤なので気楽にお試し買いです。

彼女は、14歳でパリ音楽院を首席で卒業という神童でした。
ただ、その後のコンクール受賞歴は…
ロン=ティボー国際コンクール入賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール4位入賞、ボルツァーノ・ブゾーニ国際ピアノコンクール入賞、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝といったところで、メジャー・コンクール総なめというほどのものではありませんでした。

ソナタ第3番を聴いてみます。

旋律美を殊更歌わせる弾き方ではなく、第一印象はやや地味なイメージ。

しかし、その技巧は素晴らしく、特に左手とペダル・ワークが絶妙です。

むむっ、これは!

技術をひけらかすのではなく、音楽表現の為の必然となっているところが非凡です。

気高き響き、高貴にして揺ぎ無い音楽美。強靭な意志が類希な高揚感を齎しています。聴けば聴くほどに良さが分かってくるタイプの演奏と思われます。

テンポをあまり動かさず、節度を保って音楽は進んで行きますが、ここぞという時の気迫や想い入れの集中度は、聴き手の心を揺さぶらずにはおきません。

神経質であったり、繊細ぶったりすることがなく、再現されたショパンの音楽の佇まいに格調の高さがあります。隙のない緻密さ・充実度が印象的です。

このショパン・ソナタ第3番は、本当に見事です♪

背骨の疾患で2006年から現役を退いたそうですが、大変、残念でなりません。他のCDも是非聴いてみたいです。

個人的には同曲中ウィリアム・カペルの演奏に次いで、高い境地にある演奏と思います。アルゲリッチのミュージカリティ溢れる一気呵成な演奏よりも、ずっと好みです。

リパッティの演奏は他の凡庸な演奏に比べたら素晴らしいですが、彼としてはやや古風な表現に終始し、微視的になり過ぎている様でどこか生気がない上、緊張感が持続しません。かなり体調が悪かったのかもしれません。

プレトニョフやレオンスカヤは、重た過ぎる気がします。聴いていて飽きてしまう~立派な反面、恣意的だったり、どこか鈍いイメージ・・・。ショパンコンクールのブーニンは派手にミスっていますが、そういう意味では潔い気がしますし、緊張感があって良いですね。

ブライロフスキーについては、別途、記事にしたいと思います♪

以上は、繰り返しますが厭くまでも個人的な感想ですので・・・ファンの方、悪しからず。m(__)m

SONY DASH-1/2-1460A



SONY DASH-1/2-1460A

ソニー・デザインの優美

nekoneko_onsenさんのブログで見付けたデジタル・オープンリール。

このリールは本来1/2 インチですが、ハブを 1/4 インチの物に改造してTC-R7-2に装着、nekoneko_onsenさんに倣ってカッコ良く決めようと思っておりました。

しかし、製造中止でなかなか手に入らないのです。やっとのことで、売っているところを見付けて注文しました。

ところが・・・

全然、違う物が送られてきました。確かに型番は同一です。欲しかったのは、上の写真の物(made in U.S.A.)、送られてきたのは下の写真の物(made in Japan)。

ソニー側に尋ねると、2004年に米国生産を止め、日本国内生産に切り替えた際にデザインを変更(要はコストダウン)したとのこと。

「リールにシール貼りました」では、如何にもダサいです。

仕方ないので、返品させて頂きました。(^_^;)

米国製、気長に探すしかないですね~。

※上の写真は、nekoneko_onsenさんから拝借致しました。

OLD YAMAHA 1000 SERIES


YAMAHA CT-1000

デザインがその音をも表す。

アナログ時代のYAMAHA、その真骨頂を示す製品達。

このCT-1000も、ノーブルな音質とデザインで注目を集めた機種です。

このところ受信感度が落ちてきたので、ヤマハにメンテを頼んだのですが、機種が旧過ぎて断られてしまいました。そこで、偶々MC240さんのブログを拝見していて見掛けた修理屋さんにお願いすることにしました。

http://www.audio-se.com/

約10日間で、見事、往年の名機が蘇って帰ってきました!♪

このFMの音、堪りませんね~。ゆったりと寛いで、グラスを傾けたい気分。

オーディオサービスエンジニアリングさん、いい仕事してますね。

自動ハンダ吸取器



若干、高価なので、今まで購入には二の足を踏んでいました。

しかし、スルーホールの基板から部品を外す際、パターンが熱でやられ、ちょっと抉っただけで、ホールの筒状の銅箔ごと取れてしまうに至って・・・こりゃいかん!

自動ハンダ吸取器、買わせて頂きました♪

セール中で消費税込2万円を切っていましたし、ポイントが2千5百円ほどあったので1万7千円くらいでゲット出来ました。この値段なら納得です。

これがあれば、部品を外すのが楽チンです。何か外す部品はないか、思わず探してしまいます。(^^ゞ

キャリング・ケースもよく考えられていて、鏝台が付く上、鏝が熱いまましまっても安全な様に放熱用の金属カバーも付属しています。プロ用の知恵ですね。

河村尚子ピアノ・リサイタル(その2)


河村尚子ピアノ・リサイタル

ハイドン:ソナタ第40番ト長調Hob.XVI:40
シューマン:クライスレリアーナ作品16
メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲作品54
ショパン:華麗なる変奏曲作品12
ショパン:ワルツ第5番変イ長調作品42
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調「遺作」
ショパン:ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」作品61

《アンコール》
ドビュッシー:ハイドンへのオマージュ
シューマン:ロマンス作品28-2
モーツァルト:ソナタ第18番より第3楽章
ショパン:エチュード作品10-8

2009年9月28日、19:00開演、紀尾井ホール



河村さんのコンサート、行って参りました!

ハイドンは、多様なニュアンスを湛えた見事なものでした。美しく立体的(構築的)な響きがホールに溢れます。

シューマンのクライスレリアーナ、今回のコンサートで最も期待していた曲です。第1曲は、青春の嵐といった雰囲気で開始されました。夢見るような中間部との対比が鮮やかです。ただ、ミスタッチが結構多く、全体に粗さが目立ちます。う~ん、練習不足のイメージが拭えません。他の曲の演奏があまりにも素晴らしいので、これは本当に残念でした。

ショパンの夜想曲「遺作」、いつもながら極めて感動的な演奏です。河村さんが弾き出す直前、ホール全体が深く透明な静寂に包まれるのです。繊細なタッチが描き出だす心象世界・・・悲しみを抑えているので一層涙を誘います。

幻想ポロネーズは、大曲を大曲として見事に表現した立派な演奏。ショパンが何を表現したかったのか、何を言いたかったのか、河村さんが自らの音楽性と高度な技術で再現して、我々に聴かせてくれるのです。広大な世界と深い響き、ピアノ演奏でこんなことが可能なのですね。更めて感服させられます。

アンコールのモーツァルトは、素晴らしいの一語。流石、ハスキル・コンクールの優勝者です。大家ルービンシュタインの言葉~「モーツァルトの演奏は難しい。何故なら子供にでも弾けるからだ。」~を思い出し、感銘を新たに致しました。

アンコールも4曲と、サービス精神も相変わらず旺盛です。最後は河村さんが聴衆の拍手に微笑みながら、ピアノの蓋が勝手に閉まってしまったという様なジェスチャーをされて、茶目っ気のある一面も覗かせていました。

今回は、サイン会に並びませんでした。中間の休憩時、かなり高齢なお爺様が会場でCDを購入して「これにサインを貰えるんですね?」と係員に確認していました。孫の為?自分の為かも・・・何だか微笑ましい光景でした♪

ヴェデルニコフのバッハ:6つのパルティータ


ヴェデルニコフ/バッハ:6つのパルティータ

バッハ:
・パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
・パルティータ第2番ハ短調BWV.826
・パルティータ第3番イ短調BWV.827
・パルティータ第4番ニ長調BWV.828
・パルティータ第5番ト長調BWV.829
・パルティータ第6番ホ短調BWV.830

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
 
CD・ステレオ(第1番のみモノラル)・録音:1968年(第1番)、1972年(第2~6番)

Venezia CDVE04365



一心不乱に弾きながら、客観を失わない。

厳しさと温かみ、そして慎み深い響き。

身も心も引き裂かれたであろうのに、甘やかに微笑む絶美。

研ぎ澄まされた空間。


求心的にして愛に満ちた・・・永遠。

SONY ST-5000Fのコンデンサー交換







先日入手したST-5000F、外観は極めて美品ですが、40年の歳月が経過しているヴィンテージ機です。内部の電解コンデンサーは、相当に傷んでいるものと思われました。

そこで、Bluessさんのブログに倣い、電解コンデンサー全数交換を致しました。
http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2009/09/sony-st-5000f-3.html

一部、ハンダ付けされた手配線のケーブルを外さないといけないところがあったり、丁寧に作業したので半日掛かってしまいました。

コンデンサーは、OSコンSP、ニチコンKZ・ESを使用しました。金田式やPCオーディオで使用して良かった物をチョイスし、ニチコンESは海神無線のお薦めで購入しました。

外したコンデンサー(最下段の写真)、本当にスカスカになって軽くなっている物が多数ありました。

今、暫しエージング中で、まだ音質云々言える段階ではないですが、音の勢いと深みが増した様です♪今後、各部の調整もしていこうと思っています。


これからも、大切に使っていきたい名機=ST-5000F。

Bluessさん、この場を借りて更めて御礼申し上げます。m(__)m

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Author:Kapell
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