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PCオーディオ(その85)

外付HDD・LaCie LCH-2D1TQ のリニア電源製作
 
「MJ無線と実験」平成20年9月号・金田式DCアンプシリーズNo.198レコード再生システムの安定化電源・モータードライブ・アンプ用シリーズ・レギュレーター+15Vモデファイ
 

 
PCオーディオ(その83)で取り掛かったリニア電源の製作ですが、(その84)でとりあえず出来上がり、今般、入荷待ちだったContinental Capacitor "Type-A" (写真の一番左)がパツコネから1つだけ送られてきました。
 
パツコネに同コンデンサー2個を注文した処、1個しか在庫がないということで入荷まで1週間との連絡がありました。ところが数週間経っても入荷なし。もう少し時間が掛かるとか何回かのやり取りがあったものの、1ヶ月以上経って無しの礫モードに入ったので業を煮やして再三トレースを入れたら、在庫分だけ先に送るとのメールがありました。パツコネには珍しい不手際ですね。Continental Capacitor側がいい加減な可能性もありますが・・・。
 
さてインストールに掛かろうとすると、ハプニングが・・・。RSコンポーネンツに併行して1.75インチの固定用ブラケットを発注して手許に準備しておいたのですが、何と手許に来たContinental Capacitor "Type-A" のサイズが一廻り大きくなって2インチあるではないですか! 一瞬、容量を間違えたかと思って見直すと30uF 425Vで合っています。インヴォイスはサイズ1.75" x 3"とあるので、Continental Capacitor "Type-A"にはサイズの異なる物が存在することになります。パツコネに文句を言っても時間が勿体無いので、RSコンポーネンツに2インチのブラケットを注文することにしました。これは安い物なので早いが吉です。
 
ALTA VISTA AUDIO(旧Counterpoint)のマイク・エリオットは、このContinental Capacitor "Type-A" について次の様に述べています。こちらは真空管系の高電圧電源での使用です。
I used to use the fine ELNA Cerafine, but they were discontinued. Black Gate WKZ, N and NH are excellent and I use them as upgrade parts in power supply applications (not in the signal path), but lately I've started to use Continental Capacitors' "Type-A" oil-filled capacitors for power supply work. They can't be used in all the products, as they are physically too large. But when I can fit them in, I will. These are luscious-sounding capacitors, warm, round and very present. They make it sound like the singer or musicians are in the room with you, more so than the Black Gate parts, and more than any other oil-filled capacitor I've found.
 
因みにこのContinental Capacitor "Type-A" は、本来モーター制御用のコンデンサーです。ハードディスクもモーターそのものですから、悪いことはないはずですよね。(^^
  
現状、音は残念ながら聴けない状態なのです。チャンネル・ディバイダーのクレルKBXが入院中で、このコンデンサーの暫しエージングもありますので、お楽しみは先送りです♪
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金田式バッテリードライブ多機能DCプリアンプ(その1)


 
DCアンプシリーズ No.210
金田式バッテリードライブ多機能プリアンプ
 
電源以外で久し振りに金田式を作ることになりました。
MJ(「無線と実験」誌)10月号を何気に買い、金田氏の記事を拝見すると実にシンプルな回路のイコライザーアンプがありました。電源も電池(ニッケル水素)で簡単に作れますから、製作意欲が沸々と湧くではないですか。
ネットでも諸先輩方が同プリアンプを作られているので、愈々背中を押されてしまいました。
 
私の場合、既にプリを持っていますからイコライザーアンプだけ作ることにしました。なるべくコンパクトに作ってみたいと思います。
 
さて部品集めですが、初段のソニー2SK97は大昔からの手持ちがあるのでこれを使うことにして、トランジスター関係は全部指定通りで揃います。問題は進工業のプレート抵抗です。一部は何とか手に入れましたが全部は無理。ここは純正金田式から離れますが、1/2WのスケルトンやAMRGで一部代用し、その他は以前DACのUSB入力関係に使って結果が良かったリケノームを使うことにしました。しかし、金足のいいお値段ですね。バッテリーチェック回路は、音に直接音に関係ないので抵抗もタクマンでお茶を濁します。
 
ヴィシェイのZ201は素晴らしい抵抗ですが、何故か金田式との相性は最悪なので使えません。使ったらお値段も物凄いことになりますし、結果的に財布に優しい方へ靡きました。(^^ゞ
 
コンデンサー関係では、RIAAと位相補正の双信SEとパスコンのニッセイAPSは指定通り、AOCのオフセット電圧制御用にはAUDYN CAPではなく、Mundorf M-CAP Supremeを起用しました。
 
ケースは、タカチOS49-12-23BXとしました。うまく収まるとは思うのですが、あとは現物合わせの世界です。
 
千石電商、秋月電子、若松通商、parts conneXionに部品の発注を済ませて、後は待つばかりです。
 
金田式プリと言えば、大昔、スイッチング・レギュレーター型の物を作りましたが、10年以上前、うっかり入力をオープンにした為、発振を起こして初段FETとエミッターフォロワーの石が昇天してしまいました。作り替えるのが面倒で、そのまま放置モードに入っていたのです。元気な頃の音は、本当に素晴らしかった。Orz
 
今回、フォノイコ部分だけですが、個人的に決定版を作ろうと意気込んでおります♪

クレル KBX の入院


 
この数ヶ月、右チャンネルスピーカーから「ガサゴソ、ボン」といったノイズが特に電源投入後に出る様になり、だんだん症状が悪化している雰囲気。どこが悪いのか・・・最初はカウンターポイントNP-220を疑ったのですが、これは外れ。調べていくと、このクレルKBXが犯人でした。
 
さあ修理に出そうかと思うと、ノイズが出なくなったりして騙し騙し使っていたのですが、電源投入から数時間経ってノイズが出るに至ってもうこれは駄目だと観念しました。
 
こうしたメーカー製の機器は、出来るだけ純正メンテをしたいので早速販売店経由で輸入元のアクシスに修理をお願いしました。
 
このKBX、金田式(passive)ほどダイレクトな分解能はありませんが、温かく透明でなかなか豊かな表現力を持ったチャンネルディバイダーで私のお気に入りの一つです。元気になって戻る日を首を長くして待っております♪

ワルター・クリーンのモーツァルト


 
モーツァルト:

・ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
 マインツ室内管弦楽団
 ギュンター・ケール(指揮)

・ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449
 ウィーン・プロムジカ管弦楽団
 パウル・アンゲラー(指揮)
 
・ピアノ協奏曲第16番ニ長調 K.451
 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
 パウル・アンゲラー(指揮)
 
・ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
 ミネソタ管弦楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

・ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456
 マインツ室内管弦楽団
 ギュンター・ケール(指揮)

・ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 マインツ室内管弦楽団
 ギュンター・ケール(指揮)

・ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
 ペーター・マーク(指揮)

・ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
 ペーター・マーク(指揮)

・ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537 『戴冠式』
 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
 ペーター・マーク(指揮)

・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
 ミネソタ管弦楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
 
 ワルター・クリーン(ピアノ)

CD・録音:ステレオ(セッション)
録音又は初出年代:12番-不明、14番-1961年初出、16番-1970年初出、
17番&27番-1978年録音、18番&21番-1972年録音、23番-1968年録音、
24番&26番-1967年録音
 
VOX COCQ-84707→11
 
 
クリーンは、20年程前NHK趣味百科「ピアノでモーツァルトを」の先生でしたね。
 
同じピアノでも弾く人に依って音色は大きく変わりますが、クリーンのピアノを聴くと殊更そのことを強く感じさせられます。水晶の様に透明で清潔なタッチ、まるで朝露が葉の上を転がるかの如く美しい響きが心を捉えて離しません。クリーンは、生き生きとモーツァルトの音楽を再現して聴かせます。
 
表現力がとても豊かですが、決して押し付けがましくなりません。自己主張し過ぎない謙譲の美徳。
 
孤独の中、密やかに愛を認めたピアノの調べ。
 
一生、大切に聴いていきたい。そんなモーツァルトのピアノ協奏曲集です。
モーツァルティアンの方は、必携アイテムかと存じます♪

グリュミオーのバッハ無伴奏

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
1.ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
2.パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
3.ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
4.パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
5.ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
6.パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006

アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)

CD・ステレオ・録音:1960年11月(BWV1001・1006)、1961年2月(BWV1002・1005)、
1961年3月(BWV1003・1004)、ベルリン
 
DECCA 438 736-2
 

 
往年の名演奏、グリュミオーのバッハ無伴奏。
 
この曲は、シゲティ、シェリング(新旧)、ミルシティン、ズスケ、フェラス、等々と多士済々の名演がありますが、グリュミオーの紳士的な品格ある演奏も素晴らしいですね。
 
ベルギーの労働者階級の出身で苦労も多かったでしょうが、その音楽は決して浪花節にはなっていません。
外連味がなく、温かな人柄を感じさせる演奏にはそこはかとない深みがあります。
 
ハスキルとのモーツァルト・ソナタでも、素晴らしい演奏を残してくれたグリュミオー。
 このバッハを聴くと、グリュミオーがハスキルと心を通じ合えた=信頼し合えたことに思わず納得してしまいます。
 
50年前の録音ですが、鮮明で美しい音がします。流石、英デッカですね♪
 
《2010.9.12 - 21:24 修正》
最終行の「流石、英デッカですね♪」は、「流石、蘭フィリップスですね♪」に修正致します。
Damaterraさんからのツッコミで、謹んで修正させて頂きます。(^^ゞ

ライトナーのブルックナー(その3)


 
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
フェルディナント・ライトナー(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
 
CD・ステレオ・録音:1983年11月14日、リーダーハレ、シュトゥットガルト
hänssler CD93.052
 
ライトナーのブルックナーの素晴らしさは、第6、第7と聴き進んできて愈々思い知らされるところとなりました。
そうなると、第9への期待は弥が上にも高まります。
米国アマゾンに在庫があったので速攻で注文、待つこと10日間ほどで入手出来ました。

第1楽章
第1主題のダイナミクスの取り方は真に圧巻。第1主題がこれほど雄大に奏された例を他に知りません。それでいて響きそのものにライトナーならではの透明感が一貫しています。オケは全力でライトナーの指揮に応えています。自在なテンポ・ルバート、木管のフレーズ一つに付けられたスフォルツァンドにも深い意味が籠められ、
各パートやパッセージを構築的に展開し、実に立体的な音楽が響きます。
恐るべき厳しさの中に永遠が語られていくことに気付くのです。もうこれは異次元の音楽!

第2楽章
テンポ・バランス共に中庸でいて、オケの鳴りが深いところが並みではありません。渦を巻きながら集中と拡散を繰り返す、時に壮絶なる響きの嵐。しかし、決して自分を見失うことがないのです。呼吸を戻すさり気なさの中にも名匠ライトナーを実感させる楽章です。
 
第3楽章
響きの背後に、実に広大なる透明・清澄が存在します。厳格な意志の力が抑制と解放をコントロールしつつ、深遠の世界を描き出す様は真に感動的です。ライトナーはどこまでも冷静な目で楽曲を見つめているのです。
音楽の流れそのものに思索と瞑想が感じられ、トゥッティでは壮絶なまでの高揚感が齎されます。弱音部もきちんと彫琢され、表現が美しいのもライトナーの特徴でしょう。
終結部ホルンのテヌート後の静寂がこれほど深く胸に迫る演奏は、滅多に聴けるものではありません。
 
個人的にこの演奏は、ヴァント/ミュンヘン・フィルのライブ盤(sardana SACD-105/6)、シューリヒト/ウィーン・フィルに並ぶ超名演と思います。音量の大きい部分でやや歪が感じられ、録音状態は必ずしも良くないですが、鑑賞には支障がないレベルと思います。

アキュフェーズDP-75→Wadia Digilink40→Wadia DMX-32(その3)

暫しエージングということで音の様子を聴いておりましたが、どうもヌケが悪くて音色も一辺倒な感じです。
 
こうなると、疑うはニチコンKZです。金田式レギュレーターとの相性が悪いのでしょう。さて、それならと金田式純正指定コンデンサーを投入。
 

 
音出しして、すぐに「これだ!」と思いました。
暫しエージングして翌日。音場が前後左右上下に立体的に拡大し、空間が透明な空気に満たされます。音色も美しく鮮烈・ダイナミックです。ニチコンKZも良いコンデンサーなのですが、このケースでは逆効果だった模様です。
 
クロックは発振器と電源が重要。発振器や電源のノイズがジッターに化けてしまうのです。周波数精度は、あまり音質に関係ない様です。FIDELIX中川氏がホームページに書かれたことを身をもって体験致しました。
 
それにしても、この音は素晴らしい!!!
 
立体的で自然、音楽・楽器のニュアンスを豊かに再生します。ストレスがなく、生のプレゼンスが肌に感じられるイメージ。
 
プロフィール

Kapell

Author:Kapell
音楽は心のオアシス
オーディオは音楽の為に

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