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エルネスト・ブールのブラームス



CD1:
1.ブラームス:交響曲第2番
  指揮:エルネスト・ブール
   南西ドイツ放送交響楽団
2.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
  指揮:ヤッシャ・ホレンシュタイン
    南西ドイツ放送交響楽団
 
D2:
1.ブラームス:交響曲第3番
指揮:ヤッシャ・ホレンシュタイン
南西ドイツ放送交響楽団
2.ブラームス:セレナード第2番(一部
    1楽章 アレグロ・モデラート イ長調 2分の2拍子 ソナタ形式
2楽章 スケルツォ ヴィヴァーチェ ハ長調 4分の3拍子 三部形式
3楽章 アダージョ・ノン・トロッポ イ短調 8分の12拍子
            パッサカリア風三部形式
   指揮:アンドジューヴ
シュトッガルト・ュルテンベルク国立歌劇場管弦楽団
 
CD3:
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
指揮:ロルフ・ラインハルト
ジェルジ・シャーンドル(ピアノ)
     南西ドイツ放送交響楽団
2.ブラームス:セレナード第2番(一部
   4楽章 クアジ・メヌエット ニ長調 4分の6拍子 三部形式
5楽章 ロンド アレグロ イ長調 4分の3拍子 ソナタ風ロンド形式
   指揮:アンドジューヴ
シュトッガルト・ュルテンベルク国立歌劇場管弦楽団


録音:不詳・ステレオ、放送用音源?
CONCERTO ROYALE 206214-360 ADORA, BELLA MUSICA



名演揃いの3枚組CD。

ブールという指揮者の演奏を聴いてみたいと思い、ハスキルと共演のモーツァルトKV466を入手したのですが、これは妙に古風な解釈で少々残念でした。こんなはずではなかろうと、ネットを探していてこのCDを見つけました。

ラインハルトとシャーンドルのピアノ協奏曲第2番の方は、以前にLPについて記事を書いた演奏と同一で、これも素晴らしい演奏です。まるでホロヴィッツばりの弾き振りで、圧倒されること頻り。シャーンドルは、何を隠そうバルトークの弟子でした。

さて、ブールのブラ2に話を戻します。
録音年月が不詳ですが、ブールがハンス・ロスバウトの後任として南西ドイツ放送交響楽団の主席指揮者となったのが、1964年から1979年とのことなので、その間の録音なのでしょう。ブールがフランス人なのに、ドイツのオケを振る様になった経緯が知りたいですね。師のシェルヘンが絡んでいるのかも。

第1楽章
出だしから、実に清々しい大気が横溢していて、響きに血が通っており、何より風格・品格を感じさせます。これだけ聴いただけでも、非凡な演奏であることに疑いはありません。

第2楽章
心を籠め抜いたカンタービレが美しい、聴かせ上手な老練の技です。それでいて決して嫌味になりません。苦悩をも冷静に浮き彫りにする~これがブールの美学なのでしょう。

第3楽章
ここでもオケの鳴りは深く、ブールの指揮に対する楽員達の信頼感の大きさをひしひしと感じます。音楽が自然に呼吸する様は、瞠目に値します。

第4楽章
スケールの雄大さと切れ味の鋭さが両立していて、真に見事な盛り上がりを聴かせてくれます。力瘤を入れていないのに、響きが分厚く、オケが全力で演奏に臨んでいることが伝わってきます。

これほどに素晴らしい演奏を聴かされると、ブールの他の演奏も是非聴きたくなってしまいます♪

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