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ベートーヴェン・交響曲第9番


ベートーヴェン・交響曲第9番ニ短調

カール・シューリヒト指揮/フランス国立放送管弦楽団・合唱団
(RARE MOTH RM444M)CD・前半2楽章ステレオ、後半2楽章モノ・録音:1965年6月15日、パリ

シューリヒト最晩年の第9。


パリ音楽院管弦楽団を振ったものは、高いテンションの中、夫々のパッセージが絶妙の間合いで奏され、清澄な空間に楽想が立体的に展開するバランス感覚に富んだものでした。


そしてこの第9は、シューリヒトにベートーヴェンが憑依したかの如く、冒頭から尋常ならざる緊迫感に溢れています。鋭利な刃物で深く切り捌いていくかの如く…しかも、それが終始貫徹しているのです。


輝かしき峻厳、名高きベートーヴェンの解釈。


畏怖を感じる第9。只管高みに上り詰めて行く、この高揚感は比類がありません。



フルトヴェングラー・フリークにも、是非、聴かせたいベートーヴェン。

録音(テレコの接触不良?)の問題で、第2楽章の終結部に僅かに欠落があり、第4楽章にも音量が極端に落ちてしまう部分(数十秒)が4箇所ほどありますが、この演奏の価値からすれば些細なことです。

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