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朝比奈 隆/シカゴ交響楽団のブルックナー・交響曲第5番


ブルックナー・交響曲第5番変ロ長調

朝比奈 隆 指揮/シカゴ交響楽団

NHKエンタープライズ NSDS-10477
DVD・収録:1996年5月16日オーケストラ・ホール(シカゴ)


テレビ放映の時は、正直、演奏にはあまり良いイメージを持てませんでした。
しかし、こうして更めてDVDを鑑賞すると、朝比奈の姿を見ているだけで胸に迫るものがあります。

もう、朝比奈はこの世にいない・・・このシカゴとのブルックナーは、本当に記念碑的なものだったんだと。

演奏は必ずしも朝比奈の意志を十全に反映したものではない様に思えて・・・それでも朝比奈の人生の重みをひしひしと感じて感銘を受けました。

もっと時間があったら、とてつもない演奏が出来た気がしてなりません。

朝比奈をシカゴに呼んだシカゴ交響楽団総支配人ヘンリー・フォーゲル氏の「あと20年早く朝比奈氏に会えていたら・・・」という言葉が、今も私の心の中でこだまし続けています。

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コメント

No title

NHKのCM?でその名前を聞いた事があると思います。管弦楽団?かなんかの宣伝かな???

No title

ぴーこさん、そのTV放映の時にVHSで録ったのですが、デッキが壊れてテープまでワカメになってしまい、今回DVDを購入したのです。画質・音質も良いし、永久保存版として価値があると思います。

No title

岩城宏之の『指揮のおけいこ』という本を読みました。面白かったです。指揮者って、大変なんですね・・・。

No title

音楽の解釈に加えてオケのコントロールまで出来ないと駄目ですから、大変な職業ですね。音楽家の間でも様々な摩擦があると聞きます。

No title

人との出会いは“運”という思いを強く持ちました。

No title

ezobonさん、フォーゲル氏は、偶々、人から朝比奈の「アルプス交響曲」のチケットを貰って聴きに行き、この招聘に繋がったのですから正に運ですよね。最初の2分間で朝比奈の非凡さを見抜いたフォーゲル氏も、いい耳を持っている流石の人物と感じました。

No title

いつかはDVDになるかなと思っていましたが、ようやく実現しましたね。まずは朝比奈翁の希代の記録として、本当によかったと思います。ホルンにクレヴェンジャーが座っているようです。ショルティで何度か聴いたシカゴ響とは、また趣が違うように思うのは、こちらの先入観でしょうか。すべてが朝比奈さんの思うまま・・では、ないのですが、それでもコクのある演奏です。

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また、このDVDの音質が、おそろしくデッドなのも、いつもの朝比奈翁の音に聴こえない一因かと思います。わたくしの耳には、特典映像の、とくにリハーサル風景の部分は、なかなか潤いのある音に聴こえるのですが、本番の音はかなり乾いている感じです。聴衆が居るというだけで、あそこまでデッドになってしまうものかな・・・と思うのですが。本番では、フィナーレの最後のほうで、やっといつもの音の大伽藍が見えてくるのです。

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カワサキヤさん、残響は別としても、確かにリハーサルの方が演奏が良く感じました。金管の名人芸も大フィルとはえらい違いですね。私の場合、演奏に対する期待値が物凄く高かったもので・・・朝比奈の解釈よりもCSOの巧さを聴いている感じがしました。演奏の細かいところは、ショルティやバレンボイム等の影響もある様でした。

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N響とのブル8(97年)は、更に輪を掛けて期待外れでした。オケは巧いのですが、表現が付け焼刃的なイメージが付き纏います。特に朝比奈の場合、オケが良ければ良いとは限らないのかもしれません。要はもっと時間があれば、遥かに良くなっただろうと思われる演奏なのです。

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ヴァントがミュンヘンを振ったブル9の様に、チェリビダッケに鍛えられたオケがヴァントの棒でシナジー効果を生むといった貌になると鬼に金棒ですが、ちょっと朝比奈/CSOはその次元まで行っていない気がします。普段がショルティやバレンボイムだから、ブルックナーは如何なものかということもあるかもしれません。

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CSOとの2日目のブル5は1日目(当DVD)より一層素晴らしいとのことなので、是非、聴いてみたいです。CSOとのブル9は放送されていたのかどうか・・・私は未聴なので、これも是非、聴いてみたいです。

No title

朝比奈さんのブルックナーは、総じて、大フィルや新日本フィルとの録音が、その手練手管が隅々まで浸透しているという意味で優れていますね。ジャンジャンの全集や、近くはキャニオンの大フィルとの全集など、安心して朝比奈節を楽しむことが出来ます。5番では、キャニオン盤(大フィル)、最晩年のエクストン盤(同)、それに都響とのライヴも結構です。

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このシカゴでのライヴでいちばん感心したのは、フィナーレでいつものようにブラスが倍管に増員されることなく、それでいて凄いヴォリュームで吹いている点です。ホルンのクレヴェンジャー、お顔はすっかり老けましたが、そのテクニックは相変わらず素晴しいです。昔、小澤さんと新日フィルの定期で、シカゴのホルン4人がゲストで吹いたシューマンのコンツェルト・シュトュックを思い出しました。

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カワサキヤさん、大フィルは技術的にはあまり上手くないですけど、時折凄い演奏をするオケですね。クレヴェンジャーの朝比奈に対するコメントは、とても印象的でした。そして、その技量にも感服させられます。

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朝比奈さんの忘れられない思い出をひとつ。米寿を過ぎられた頃、大坂の芝居のロビーでご夫妻をお見かけしました。その公演にご招待させて戴いたので、御礼を申し上げた後、「じつはジャンジャンの全集の頃からのファンです」と言った途端、奥様に「おい、ボクのお客様だよ」と言われ、「いつも有難うございます」と言われました。このDVDでフォーゲル氏に謝辞を述べているのと、同じお顔でした。まったく素晴しい名工であったと思います。「あの人柄が、あの音になる」ということは、嘘ではないと思います。

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カワサキヤさん、学生時代、東京文化会館楽屋口で朝比奈さんにブルックナー協会の会員証にサインを貰い、握手をした時のことを思い出しました。嵐の様な感動を呼び起こした都響とのブル8の後でした。チェロの女性楽団員が、感激の余り肩を震わせて泣いていたのを鮮明に覚えています。楽団員が泣くのを見たのは、後にも先にもあのコンサートだけです。朝比奈さんは、本当に心の匠ですね。

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始めまして!!12月に2回シカゴでシカゴ交響楽団を聴いてきました。アドルフ・ハーセス後任のクリスチャン・マーティン氏をソリストに迎えて演奏もしてきましたよ♪

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初めまして、youさん。大御所を迎えての演奏、凄いですね!緊張されましたか?(^^♪ これからも宜しくお願い致します。

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