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J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ


J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ

ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)

Sony Music Japan SICC840~1
CD・モノラル・録音:1955年、パリ


シェリング、往年の名演奏。

以前、bqv10353さんからこの演奏に関してコメントを頂き、それ以来、’67年録音の新盤しか聴いていなかった私としては、ずっとこの旧盤を聴かなければいけないと思っておりました。今般、maskball2002さんからのお薦めもあって入手に至りました。

これは、私如きが言うまでもなく素晴らしいです!

張り詰めた静寂を背景に繰り広げられる、深く淀みない世界。凡そ穢れというものが存在しない、透明な美音が驚くほど多くのことを語る無伴奏。

新盤はどこか嫌味があって・・・maskball2002さんの仰るところの「音楽以外のもの」を感じて、どうしても感動出来なかったのですが、この旧盤は極めて真摯で直向な音楽に満ちています。

しかし・・・この息をもつかせぬ隙のなさ、只管純化された音楽を追い求める姿勢には、本当に感銘を受けます。随処に思索の跡があり、思わず聴き込ませると言うか、引きづり込まれる演奏なのです。

技巧の為の技巧ではなく、音楽の為に捧げられた技巧。これには、痺れます。

モノラルですが録音は良く、シェリングの美音・余韻を味わうことが出来ます。


やはり、これは持っていないといけない名盤ですね。♪

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コメント

No title

Kapellさんもお聞きになりましたね!!
私も本当に聞かれるべき音が聞こえてくる素晴らしい名演奏だと思います。シェリングのひたむきなヴァイオリンの音の彼方から聞こえてくる、感情の大きなうねりも見事ですね!!彼はそれらの感情をすべてバッハの音楽に対する一途で純粋なヴァイオリンの音色でオブラートに包み込みました。この演奏はいまだに私が最も愛聴しているバッハの無伴奏ソナタ&パルティータです。

私のブログでもバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの記事をアップしていますので、宜しければご覧になって下さいね。(「音楽書庫)

No title

マスクさんの仰る通りだと思います。
非常に高い境地にあって、巧く耳当たり良く奏するだけでなく、水面下に厳しさと深い感情の起伏が隠されていますね。これは愛聴盤になります!
マスクさんのバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの記事~先日、拝見して投稿させて頂いた記事(2007.8.22付)の他にございますでしょうか・・・?

No title

失礼いたしました、シェリングのモノラルの演奏を少し扱った記事があったのですが、自分でも発見できませんでした。申し訳ありません!!

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