FC2ブログ

ブラームス:交響曲第4番


ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調作品21
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98

ハンス・フォンク指揮/セントルイス交響楽団

ARCH MEDIA ARCHIVES PTC 5186318
CD・ステレオ・録音:2000年3月17日&18日、パウエル・シンフォニーホール(米国)、ライブ


Junozaさんが同組み合わせでブルックナー・交響曲第4番の記事を書かれていたので、これは是非聴いてみたいとネットを検索した処、ブラームス・交響曲第4番も出ていることに気づき、早速、購入致しました。ブルックナーの方は、取り寄せ中となっています。

ところで、ハンス・フォンクって知らない指揮者でした。以下Wikipediaから引用します。

*********************************************************************************************

ハンス・フォンク(Hans Vonk, 1942年6月18日 - 2004年8月29日)はオランダの指揮者。アルフォンス・ディーペンブロックなどのオランダ人作曲家の擁護者であった。

アムステルダム出身。アムステルダム音楽院にて音楽を、アムステルダム大学にて法学を修める。この間、ジャズ・ピアニストとしての演奏活動で生計を立てていた。ネーデルラント国立バレエ団の指揮者としてデビューを果たし、踊り子のジェス・フォルケルツと結婚した。その後はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団やハーグ・レジデンティ管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデンやケルン放送交響楽団などを指揮し、録音も残している。

1988年にはミラノ・スカラ座にてニコロ・ヨメッリの歌劇《フェトンテ》の蘇演を指揮したが、その後ギラン・バレー症候群に神経系を冒され、1年間の休養を取ることを余儀なくされた。全快したかに思われたため、演奏活動を再開し、1996年にはレナード・スラットキンの後任としてセントルイス交響楽団の指揮者に就任するが、2002年に健康の不調によって退任に追い込まれた。今度は筋萎縮性側索硬化症に冒されていた。2004年にアムステルダムの自宅にて永眠。セントルイス交響楽団は、フォンクの追悼演奏会を催してベルリオーズの《死者のためのミサ曲》を上演した。

日本では、読売日本交響楽団に客演したことがあり、1993年に年末の第九を指揮している。

*********************************************************************************************

身体的なハンディキャップで、苦難の人生を強いられた指揮者:ハンス・フォンク。
神は、時に非情ですね・・・。

さて、このブラームスですが、実にオーソドックスな名演だと思います。アメリカのオケとは思えない響きが出ていることにも驚きます。フォンクは、まず楽曲の全体を見渡してクライマックスをどこに作るか見極めてから、丁寧に細部を詰めていくタイプの指揮者とお見受け致しました。喚いたり奇を衒った様なことは一切せず、正攻法で音楽を仕上げていく、その姿勢にまず心を銘たれます。オケ楽員の信頼感も厚いことが、ひしひしと伝わってくる演奏なのです。

シューリヒト、ムラヴィンスキー、ザンデルリンク、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー、セル、ワルター、等々数多くの名演がありますが、フォンクの演奏も忘れることの出来ないものだと感じます。

そうですね~フォンクの演奏は、他の指揮者で言うと誰に似ているか・・・誤解を恐れずに言うと、スィトナーとベイヌムとミュンシュを足して3で割った感じでしょうか?

そして、更にシューリヒトの想い入れ・抑制に通ずるものがあって・・・

そこはかとない味のあるブラームス、聴き終えると心が洗われた様な感覚を持ちます。♪

ベートーヴェンも、テンポ設定に念を入れ、細部まで彫琢した表情が見事だと思います。ベートーヴェンの第1となると甘く見る(適当に振る)指揮者が散見されますが、フォンクは違います。


音楽に誠実に生きた指揮者の一生の重み。

皆さん、是非、聴いてみて下さい!

スポンサーサイト



コメント

No title

william_kapellさん「ハンス・フォンク」気に入って頂きましたね。
私も感じたのですが、アメリカのオケなのに何故か欧州のオケの音がしますね。
ブラームスもそうでしたか!もっと前からこの指揮者を知っていたかったです。
私もこのブラームスNo4を聴いてみたくなりました。

No title

フォンクは、ほんとうに可哀相な人でした。ドレスデンのゼンパー・オパーが再開場した時には「薔薇の騎士」を振り、デンオンからCD化もされました。誠実な音楽家ですが、日本ではスター性に欠けるからか、あまり注目されないで終わってしまったのが残念です。こうしたコンサート・レパートリーじっくりと聴いてみたいです。

No title

生年と没年をみて、割と早世した人なんだなと思いましたが、筋萎縮性側索硬化症ですか。誰でも辛い病気ですが、指揮者にとってはことさら...。
ブラ4もベト1も好きな曲なので、私もこの演奏を聴いてみたくなりました♪

No title

JUNOZAさん、有難うございます。m(__)m
アメリカのオケなのに、欧州のオケの音がする・・・それだけでも、フォンクの音楽に対する想い入れが分かりますね。

No title

カワサキヤさん、「薔薇の騎士」のCDもあったのですか。
フォンクは地味なタイプですが、音楽だけを感じさせる指揮をしますね。その心に沁み入る音楽を愛でつつ、冥福を祈りたいと思います。

No title

あまでおさん、指揮者にとって体の自由が利かないのは致命的なことですよね。難病と闘いながら、誠実に自分の音楽を作り上げていった真の芸術家の姿がここにあります。

No title

初めまして。dokuohと申します。フォンクで検索したところ、こちらにたどり着きました。TBさせていただきました。
この演奏は本当に素晴らしい演奏ですね。オケの音色には驚きました。機能性は劣りますがミュンヘン・フィルの弦にちょっと近い音かもしれません。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

No title

dokuohさん、初めまして。
TB頂きまして、有難うございます。
この演奏、本当に心に残る演奏ですね。ブラ4というと、最近はまずこのCDを聴いています。
こちらこそ、宜しくお願い申し上げます。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

Kapell

Author:Kapell
音楽は心のオアシス
オーディオは音楽の為に

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ