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西本 智実「新世界」ツアー2008 with モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団



西本 智実「新世界」ツアー2008 with モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団

<Aプログラム>

1.ビゼー:「カルメン」第1組曲

2.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
  ピアノ~関本 昌平

3.ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」

アンコール
2の後・ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
3の後・ビゼー:「アルルの女」よりファランドール

横浜みなとみらい大ホール
2008年6月28日(土)14:00開演


TVCMでも話題のカッコいい女性指揮者・西本氏。

ミーハーとの謗りを免れないかもと思いつつ、行って来ました*みなとみらい*。

しかし、先入観は禁物ですよね。自分の耳で聴いてみなければいけません。


かくして、このコンサート。

これは、とても良いです!

特にショパンのピアノ協奏曲は印象的でした。第1楽章冒頭の序奏は、もっと幅広く堂々と奏してもいいと思いましたが(大時代的!?)、弱音の部分に入るとさりげなくテンポを落として、心を籠めた響きが奏でられるのです。関本氏のピアノも決して叩き過ぎず、弱音を大切にした美しいもので、ショパンを聴く喜びを本当に堪能させてくれました。

この調子だと第2楽章はさぞかしと・・・・やはり、実に期待に違わぬ見事な演奏。ショパンが心に描いた漆黒の夜空、淡い月の光、星の瞬きが、このホールにも現れました。得も言われぬロマンティシズム!

同曲では、ホフマン、ブライロフスキーの演奏をよく聴いています。しかし、今、そこまでは行かないかもしれませんが、生でこれほどの演奏が聴けるとは驚きでした。

ところどころ、モーツァルトを聴いている様な感覚に囚われました。ショパンは、その死の時、モーツァルトを聴かせて下さいと頼んだ・・・そんなことをふと考えさせられたコンサートでもありました。

西本氏の指揮振りは颯爽としていてそれだけでも絵になりますが、音楽も割と早めのテンポでしなやかに鋭く、ピシッと決めるところは決めています。オケと協調して音楽を仕上げていくタイプとお見受けしました。

名曲コンサート数ある中、これだけの水準の演奏はそう聴けるものではないでしょう。

モンテカルロ・フィル、素晴らしいオケですね。多彩で綺麗な音色。ヴァイオリンの豊かな表情、フルートの歌、金管も巧い!日本の雄・N響のベストメンバーでも、ここまで弾けるかどうか?間違いなく世界トップレベルのオケです。今後、注目していきたいと思っています。

旧くはマルケヴィッチやマタチッチに鍛えられ、錚々たる芸術家達との関わりを持ってきた南仏の名オーケストラ。マリス・ヤンソンスは、バイエルン放送響を前にして「このオケなら何でも出来る」と言ったそうですが、このモンテカルロ・フィルも「何でも出来る」オケだと思います。

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コメント

No title

kapellさん、かなりいい体験をされたようですね。
女流指揮者西本智美、確かロシアで指揮の勉強をされたのではなかったでしょうか?
ドボルザーク「新世界」の第3~4楽章はかなり興奮されたのでは!

No title

JUNOZAさん、かなりいい体験でした。(^^♪
西本氏は、仰る通りロシアで修行しています。東側(この言い方が旧い!?)の良き伝統を身に付けたのかもしれませんね。
ドヴォルザーク「新世界」、良かったですとも!「新世界」を今更と感じさせない何かがそこにありました。

No title

いい演奏会だったようですね!
西本さん、カッコいいなとは常々思っていますが、実物を観たことがありません(><)

そういえば、ショパンにドボルザーク・・どちらも旧・東側の国の作曲家ですね。

No title

こんにちは。
西本さんに関しては“情熱大陸”で随分前にみました。
当時はかなり肩肘はった感じでしたが、コマーシャルでみる感じでは
貫禄が出てきたみたいですね。
細かいところに手が届く指揮でしたので、今後楽しみですね。

No title

あまでおさん、自分がオケ楽員でしたら、思わず一生懸命弾いちゃいそうです。(^^ゞ

西本氏はブルックナーも振る様なので、次はブルックナーを聴いてみたいと思っています。

No title

jbls9500さん、仰る通り細かいところに手が届く棒でしたよ!
今後も楽しみです・・・CDは何が出ているのやら、買ってみましょうかねー。♪

No title

おはようございます!お立ち寄りありがとうございます。
Kape11さんは、すごい音響マニアのようですね。
プロの演奏に対してもすごい耳で聞き分けられているみたいですので、素人としてはこわいようです。でも来年はブラームスのレクイエムなので聴きに来てほしい感じです。辛口の批評を是非お願いします。

No title

tatsunorimanさん、コメント有難うございます。
ワタクシメは独断と偏見の駄耳でして、お恥ずかしい限りです。
来年はブラームスの「ドイツ・レクイエム」ですか!プログラムは、宗教曲が中心なのですね。時間が合えば、是非、お邪魔したいです。

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