FC2ブログ

シューマン:交響曲全集


シューマン:交響曲全集
1.交響曲第1番変ロ長調 『春』作品38
2.交響曲第2番ハ長調 作品61
3.交響曲第3番変ホ長調 『ライン』 作品97
4.交響曲第4番ニ短調 作品120
5.マンフレッド序曲 作品115
6.ピアノ協奏曲イ短調 作品54※1
7.チェロ協奏曲イ短調 作品129※2

ハンス・フォンク指揮
ケルン放送交響楽団
※1 クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
※2 トルルス・モルク(チェロ)

CD(3枚組)・ステレオ

1、3 録音:1993年5月28~29日(作品38)、1992年11月27~28日(作品97)、ケルン・フィルハーモニー、ライブ

2、4 録音:1991年9月27~28日(作品61)、1992年1月24~25日(作品120)、ケルン・フィルハーモニー、ライブ

5、6、7 録音:1992年5月25~30日(作品115)、1991年12月13日(作品54 ライブ)、1994年3月10~12日(作品129)、ケルン・フィルハーモニー

EMI CLASSICS 50999 2 15310 2 6



フォンクのシューマン。

これまた期待通りの名演ばかり・・・巨匠の風格を感じます。

この心を籠め抜いた滑らかで柔軟なソノリティ、加えて堂々たるダイナミックな迫力も素晴らしい!

第2は、それこそツェンダーの名演がありますが、このフォンク盤も違った魅力で聴かせます。「切れ味」のツェンダー、「堅実」のフォンク。

第4はフルトヴェングラー/ベルリン・フィル’53年の名演があるので、果たしてと思っていましたが、フォンクも実に見事です。フルヴェンが「陰(いん)」の名演だとしたら、フォンクは「陽(よう)」の名演と言えましょう。時に聴かれる弦の夢見るような憧憬の響きには、本当に心を奪われます。

この全集、どれもがとても水準の高い演奏です。フォンクの演奏には、どこか旧東独の峻厳たる美の世界が受け継がれている様に感じます。大見得を切ったりはせず、殊更切れ味を強調することはないのですが、常に濃やかで丁寧な肌理の細かいアンサンブルを保持しており、テンポやダイナミックスのコントロールも念入りで音楽が非常に充実して鳴り響くのです。


抑制の美。手抜きのない堅実の美。

何とも涙腺が刺激されます。音楽に対しての誠実さを、ここでも強く実感します。

フォンクは、最早自分にあまり時間が残されていないことを知っていたのでしょうか・・・?


このシューマン、本当にお薦めです。♪

スポンサーサイト



コメント

No title

そういえば、最近あまりシューマンは聴いていないかも..。

協奏曲のソロはどうでしたか?

No title

あまでおさん、ピアノ協奏曲のソロを弾いているツァハリアスはペルルミュテールの弟子で、指揮もこなす様ですね。繊細で美しい音色、くっきりとしたタッチは、モーツァルトにも合いそうです。♪
チェロ協奏曲のソロ、モルクも瑞々しい音色で良いですが、ドラマティックなところが少々平板な感じですね。

No title

こんにちは。
録音はいかがでしょうか???

No title

感動が伝わってきました!
音楽を語る言葉っていいですね、kapellさんの言葉もとっても良いです♪

No title

一般的にシューマンの人気はいまいちですが、私の好きな作曲家の10本指に入っています。
交響曲第3番と4番、チェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲を特に好んで聴いています。やや病的な感じの部分もありますが、いずれも幻想的な名曲ですね。
4番はフルトヴェングラーとコンヴィチュニーの演奏が好きですが、フォンクのシューマンはまだ聴いたことがありません。旧東独の峻厳たる美の世界が受け継がれている様に感じられるとのことですが、コンヴィチュニー/ゲヴァントハウスの演奏もそうです。
一度フォンクの演奏も聴いてみたいですね。

No title

ありがとうございます♪

どちらかというとシューマンは室内楽のほうが好きなのですが、チェロ協奏曲にはちょっと興味がありまして(^^)

No title

ibls9500さん、いつぞやはすみません。
このCD、録音は妙な雑音もなく、まともなステレオです。(^^♪

No title

mamanさん、畏れ入ります。
音楽を語るのは、難しいです。出来るだけ、客観的に書いているつもりですが・・・。(^^ゞ

No title

ゼントさん、はじめまして。
フォンクは、ただならない指揮者だと思います。非常にオーソドックスなアプローチで、音楽を生かし語らしめるというイメージです。
シューマンの交響曲の人気は今イチですが、この全集を聴くと、もっと人気があってもおかしくないと実感します。
お気に入り登録、有難うございます。私も、同様にさせて頂きます。(^^♪

No title

こんばんは。亀レスですみません。
シューマンは比較的苦手な作曲家なので見送っていましたが、フォンクは全て聴かねばならぬという義務感が最近生じておりまして(笑)、フォンクの演奏でシューマンに再挑戦しようかと思っているところです。

No title

dokuohさん、亀レスとかお気になさらないで下さい。
シューマンは、確かに分裂的なところがありますよね。その危ない苦悩を、フォンクが自らの苦悩のキャンバスに描いたものが、この全集ではないでしょうか・・・?

No title

はじめまして。
私もクラシックが大好きですよ☆

No title

Floribundaさん、コメント有難うございます。
これからも、どうかお気軽にコメント頂きたく存じます。

No title

これもやっと到着 単身赴任先では聴けないので自宅で聴きたいなぁ~

No title

jbls9500さん、それは残念ですね。
とりあえず、PC&ヘッドホンで如何でしょうか?(^^♪

No title

はい、PCは赴任先にありますが、デルなんで端子はないです。オーディオインターフェイスを入札中です。これとIEEEのボードを買えば何とかなりそうですね。でもできれば再生したいですね。

No title

jbls9500さん、早く聴けるといいですね。♪
聴かれたら、感想を頂ければ幸いです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

Kapell

Author:Kapell
音楽は心のオアシス
オーディオは音楽の為に

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ