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ハスキルのスカルラッティ



DOMENICO SCARLATTI
ELEVEN SONATAS
Played by CLARA HASKIL, Piano

Longo
No.256 in C Sharp Minor
No.388 in G Major
No.457 in C major
No.386 in G Minor
No.142 in E Flat Major
No.171 in F Minor
No.475 in F Minor
No.483 in A Major
No.33 in B Minor
No.255 in C Major
No.479 in F Major

アナログLP・録音:1950年代?
WESTMINSTER WL5072


因みに現役CDでは・・・

シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
スカルラッティ:ソナタ 変ホ長調 K.193 (L.142)
スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87(L.33)
スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.386(L.171)
ラヴェル:ソナチネ 嬰ヘ短調

CD・録音:1951年6月,10月(モノラル)
ユニバーサルミュージックUCCP3434



ハスキルのスカルラッティ、久々にアナログレコードを取り出して聴きました。
ハスキルは、モーツァルトの使徒としてだけでなく、他の作曲家の演奏でも優れた演奏を残しています。

このスカルラッティ、今更言うまでもなく、本当に素晴らしい演奏です。短調の曲でも悲しみに淀むことなく、苦しみに耐え、高く光に向って行こうとする強く研ぎ澄まされた感性を感じます。長調の曲の軽妙さ、生き生きとした表現も印象的です。神々しいまでのピアニズムがここにあります。

ハスキルは脊椎カリエスを病み、あまり体調が優れない時の録音もありますが、調子の良い時のハスキルは、真に「飛ぶ鳥を落とす勢い」です。このスカルラッティも、比較的体調が良かった頃のものと思われます。

写真(上)は、過日、拙ブログで採り上げたユーラ・ギュラー(ピアノの前に座っている)とのショットです。この二人は美しく結晶化したタッチに共通するところがあって、互いに音楽性の深さも尋常ではありません。

写真(下)は、パブロ・カザルス、チャーリー・チャップリン夫妻とのものです。チャップリンは、ハスキルのことを「私が生涯に出会った3人の天才のうちの1人」と呼んだそうです。あとの2人は、アインシュタインとチャーチル。

ハスキルの音楽には、孤独の中に聴く者を癒す響きが満ちています。類稀な音楽性と技術を持つ演奏家が、全身全霊を籠めて描く世界・・・それに触れられる喜びは、何より無上のものです。♪

音楽・・・それは生きる喜びであることを教えてくれる、ハスキル。

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コメント

No title

ハスキルのスカルラッティは良い演奏ですね!
彼女のやや硬質なピアニズムがスカルラッティの音楽にぴったりとフィットして、純粋に音楽的な高みに到達している名演奏だと思います!モーツアルトでは時としてその硬質な音色がマイナスのイメージをもたらすこともありましたが、このスカルラッティは見事でした!!

そうそう彼女のスカルラッティでカザルスと競演したバッハのピアノ・コンチェルト5番BWV1056の名演奏を思い出しました。

No title

この記事を拝見して、改めて私の好きなK87を聴いてきました♪
彼女の人生を重ねてしまって短調は特に物悲しく響きますね。。。
でも、やはり素晴らしいですね。ここまで人を弾きつけるピアニズムを持っているというのは本当に凄いことです。
素敵な記事をありがとうございました。ポチ☆

No title

maskball2002さん、このスカルラッティが録音として残されたのは、本当に幸いでした。♪
協奏曲でのカザルスやシューリヒトとのコラボも、素晴らしいものがありますね!

No title

mamanさん、実は私もK87(L33)がとても好きなのです。ホロヴィッツの演奏を聴いて嵌ってしまい、譜面まで買い込んだのですが未だまともに弾けていません。(^^ゞ
ポチ☆、有難うございます。m(__)m

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