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クライネルトのマーラー

マーラー:交響曲第4番ト長調
 
ロルフ・クライネルト指揮
ステファニア・ヴォイトヴィッツ(ソプラノ)
ベルリン放送交響楽団
 
CD・ステレオ・録音:1972年
Sounds Supreme 2S-078
 

 
 
ロルフ・クライネルト、ベルリン放送交響楽団でアーベントロートからバトンを引き継いだ名指揮者。
 
《歴代首席指揮者》
ブルーノ・ザイデル=ヴィンクラー(1926年 - 1932年)
オイゲン・ヨッフム(1932年 - 1934年)
セルジウ・チェリビダッケ(1945年 - 1946年)
ヘルマン・アーベントロート(1953年 - 1956年)
ロルフ・クライネルト(1959年 - 1973年)
ハインツ・レーグナー(1973年 - 1993年)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(1994年 - 2000年)
マレク・ヤノフスキ(2002年 - )
 
旧東独ベルリン放送には相当数の録音が残されているとのことですが、未亡人が頑なに門外不出を通しているらしく、また放送録音保管庫の問題等もあって我々は恩恵に与れない状況なのです。
 
さてこの演奏ですが、大変な名演だと思います。実に細かい部分まで彫琢されていて、安定した流れの中に深い意味合いが認められており、得も言われぬ優美なる響きが夢の如く聴く者の心を包み込みます。CD評でしたか・・・どなたかが「隠花植物」の様な演奏だと評していらっしゃいましたが、同感するところがあります。
 
眩暈感を覚える程に、美しく密やかに歌われる旋律達。絶妙と言うか、最早これは魔法の世界。
 
旧東側の指揮者でボンガルツも知る人ぞ知るマーラーの大家ですが、このクライネルトも同様にマーラーが非常に素晴らしいと感じます。この二人の共通点は、「抑制と解放」にあるのではないでしょうか。
 
指揮者の類稀な音楽性と技術、オケの機能が相俟って途轍もない音楽が形作られているのです。
 
同曲では、ワルター/ウィーン・フィル、クレンペラー/フィルハーモニア管、クーベリック/バイエルン放送響、ノイマン/チェコ・フィル、ホルヴァート/ザグレブ放送響、フォンク/セントルイス響、インバル/フランクフルト放送響、等々を持っていますが、このクライネルト盤が私の大のお気に入りの一つになりました♪
 
クライネルト・・・彼の録音の多くが公開・発掘されることを願って止みません。
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コメント

No title

おお、この方は知りませんでした 興味がありますね♪

No title

SEEDさん、クライネルトは只者ではありませんよ。
ミクロ的にだけでなくマクロ的にもバランスが取れていて、音楽の佇まいに風格が感じられます。
クライネルトのカンタービレ=抑制の美には、本当に痺れます♪

No title

おお、懐かしい名前です。日本ではマイナーながら滋味溢れるこの指揮者はマーラー以外にもショスタコーヴィチを得意にしており、小生はLPで6番(9番かも)を所有していた筈ですがちょっと記憶不確かです。

No title

damaterraさん、恐らくお持ちのLPはショスタコ6番でしょう。ネットで見掛けた覚えがあります。そんなに多くの録音が出廻っている人ではないので・・・。しかし、ショスタコも面白そうですね♪

No title

未亡人の方が門外不出を通していらっしゃるとは・・とても残念な話ですね。。。

No title

mamanさん、亡夫の想い出を手許に置きたい気持ちは分かりますが、多くの愛好家に素晴らしい音楽を提供するのも、亡夫への何よりの弔いになると思うのですが・・・。その内、どこかのレーベルが交渉を付けてくるかもしれませんので、気長に待つしかありません。。。

No title

音はいかがでしょうか???

No title

SEEDさん、鑑賞には問題のないレベルです。
アルヴィド・ヤンソンス/ドレスデン国立のブラ4と同じくらいの音質と思って頂ければ、大丈夫でしょう。(^^

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