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内田光子のモーツァルト

・ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
・ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491

クリーヴランド管弦楽団
内田光子(ピアノ、指揮)
CD・ステレオ・録音:2008年12月4&5日、セヴァランス・ホール、クリーヴランド
 

 
内田光子が名門クリーヴランド管を弾き振りしたという興味津々なCD。
昔々ジョージ・セルが鍛え上げたアンサンブル・・・今はどうなのでしょうね。KV488の方は86年7月のジェフリー・テイトとの録音があり、20年の歳月を経ての音楽の変化も大いに期待されます。

 
KV491は内田が心を籠め抜いた内向的な演奏で、カデンツァも内田のオリジナル。あちこちに内田の即興的な装飾音が施されています。個人的にはそれなりに立派な演奏と思いますが、聴く人の好みで評価が分かれるかもしれません。
 
KV488についても、心を籠め過ぎて音楽が少々重たいイメージです。必要以上のテンポ・ルバートも気になります。清冽な流れの中に純白の優美が輝く様な演奏を好む私めとしては、曲想との懸隔を感じざるを得ません。これに比べるとテイトとの旧盤はまだすっきりした美しさがあり、妙に重たくない分好ましいと思われます。
 
当盤は全体に内田光子色がかなり強く出ていて(ジャケットの写真が物語るもの)、これを好む方にとっては無上のものでしょう。しかし、オケ・コントロールがやはり今一つの気が致します。巧いオケですから合わせてはきますが、ピアノとオケがお互いを高めあいながら、新次元到達みたいなところまでは至っていないと思われます。
 
大英帝国勲章=デイム・コマンダー(DBE)に叙された内田光子氏の記念アルバム的位置付けのCD。
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コメント

No title

これも好きですが個人的には前の盤のほうが好みですね

No title

flattwinさん、なるほどそのお好みはよく分かります。
個人的には、ファビオ・ルイージ/ドレスデン国立で内田光子の同曲が聴いてみたいです♪

No title

内田光子一枚も持っていないんです。
たまに聞いてみるのも良いかもですね(*^_^*)

No title

内田光子については、私も同様の感想を持っておりました。
と言っても、11月のクリーブランドとのコンサートは、モーツァルトとベートーヴェンのチケットを入手しましたが(笑)。
TBさせていただきます。

No title

うたひめさん、私も1枚目を買う時は結構考えたりします。(^^ゞ
お好みが分かれるとは思いますが、この演奏は現在進行形で模索している何かがあるのかもしれません。

No title

yymoonさん、しっかり内田さんのコンサートには行かれるのですね。(^^
TB、有難うございます。フライシャーのKV488、ネットで試聴して速攻で注文しました。
フライシャーは"TWO HANDS"を試聴した際に只ならないものを感じまして、今回このKV488で確信致しました♪

No title

私も内田光子のモーツァルトはやや重く感じます、これは好みでしょう。
モーツァルトなら亡くなりましたがワルタークリーンの演奏がダントツ好きです。

No title

KV488は旧録音のほうしか持っておりません。
KV488とKV491、どちらも思い入れが強くなりがちな曲ですよね。私はどちらかというとこういう曲はさらっと弾いてくれる人が好きですが..♪
でも、モーツァルトと聞くとどうしても欲しくなります(^^;
たぶん近いうちに買ってしまいそう!?

No title

カペルさまは旧録音の方がお好きですか? 私は内田さんのフリップスの録音はなかなかだと思っていますので♪

No title

ひろちんさん、モーツァルトの演奏・表現は難しいということを今更に感じさせられるところでもあります。(^^ゞ
ワルター・クリーンは私も好きで、CDを買い漁っております♪

No title

あまでおさん、この演奏はサラッとはしていませんが、世界の内田さんの「今の解釈」を聴けますので、お買いになられて損はないかと存じます。(^^

No title

SEEDさま、私は旧盤の方が好きです。
ネットで見ていると、旧盤が良いと言う人、新盤が良いと言う人、両方共良いと言う人がいて、人の好みも多様なものですね。(^^

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