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レオン・フライシャーのモーツァルト

モーツァルト:
1.ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414 (385p)
2.ピアノ協奏曲第7番(3台のピアノのための協奏曲)ヘ長調 K.242(2台ピアノ版)
3.
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
 
シュトゥットガルト室内管弦楽団
キャサリン・ジェイコブソン・フライシャー(ピアノ/K.242)
レオン・フライシャー(ピアノ、指揮)
 
CD・ステレオ・録音:2008年、ルール・ピアノ音楽祭、ドイツ、デジタル(ライヴ)
 

 
このCDはyymoonさんのブログで紹介されていたものです。これはと思って、ネットで試聴し驚嘆ポチでした。(^^
この場を借りて、yymoonさんに御礼申し上げます。トラックバックもさせて頂きますね。
 
 
1928年7月23日生まれ、8歳でデビュー。早くから才能を開花させ幅広く演奏活動を行い、アルトゥール・シュナーベルにも師事しました。将来を嘱望されながら、演奏家として絶頂期にあった30代で難病ジストニアに罹り右手の自由を失ってしまうのです。以後は左手のみの演奏および指揮、教育活動に専念してきましたが、治療(ボトックス療法)の甲斐あって2004年には両手での録音が出来るまでに回復しました。
 
このCDを聴くと、そうした経緯がコマーシャリズムの「お涙頂戴」的な売り戦略では片付けられないことがすぐに分かります。のっけからあまりに見事な音楽が溢れ出すのです。
 
ピアニストとして致命傷を負ったにも拘らず、フライシャーの心の中には、神々しいまでの音楽が醸成されていったのですね。

 
ゆったりしたテンポで慈しむ様に表現される旋律達。心を籠め抜いていますが、決して重たくなりません。控え目に鳴らされるオケには、モーツァルト作品への畏敬すら感じられます。シューリヒトやフリッチャイがよく成し得るところの愛に満ちた無上の響きがここにも存在します。
 
それにしてもピアノの音色の何と言う美しさ!時に指が縺れる様なところが無きにしも非ずですが、その解釈の素晴らしさがそれを補って余りあるものなのです。落ち着いた優美さと生き生きとした節回し、悲しみを抑えているからこそ感銘は一層深くなります。
 
こんなに素晴らしいモーツァルトが聴けることに、本当に感謝したいと思います♪
 
 
恰も天界の響き、レオン・フライシャーのモーツァルト。
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コメント

No title

こんにちは♪

先日は拙ブログにお越しいただき、ありがとうございました。

モーツァルトの23番は好きな曲で、最近はカサドシュ盤や2種類のカーゾンなどを聴いています。

このフライシャー盤は良さそうですね。
組み合わせが12番というのも申し分なし
購入することにしました(^^♪

No title

プードルふぁんさん、こちらこそお越し頂き有難うございます。
私も、モーツァルトのピアノ協奏曲の中では23番が一番好きです。
このCD、きっとお気に召すと思います♪(^^

No title

音楽が出来る人って、自分の音楽が湧く泉を心の中にお持ちなんですよね。
ただ弾ける人とは、根本的に違うんだなって、しみじみ思います・・・。

No title

たかあきさん、自分の音楽が湧く泉~そうですね。
心の中に泉があって、その泉を音楽として表現する優れた術を持っているのが、
音楽が出来る人=音楽家(芸術家)でしょうか・・・。
ただ弾ける人の場合、聴き手の心に何も響かず残りませんよね。

No title

すみません..この記事を読んだらKV488が聴きたくなって、Amazonのフライシャー試聴から始まり、手持ちのお気に入りの中からエンゲルやシフを聴き、YouTubeのホロヴィッツまで聴いていてコメントが遅くなりました(^^;

結局AmazonでこのCDを注文いたしました。到着が楽しみです♪

やっぱりKV488は最高です(^^)

No title

あまでおさん、KV488は最高ですね。(^^
このフライシャー盤、しみじみと良いです♪
モーツァルティアンのあまでおさんが、この演奏を聴かれてどんな印象をお持ちになるか伺いたく存じます。

No title

昨日CDが到着しました♪

昨日はKV414を聴きました。
KV488のほうもじっくり聴いてみたいと思います(^^)

No title

KV488、とても良い演奏ですね♪
第2楽章はややテンポを揺らし気味ですが、ひとつひとつの音を本当に大切に弾いていると感じました(^^)/

KV242は2台のピアノ版・・これは珍しいですよね♪

No title

あまでおさん、畏れ入ります。
心を籠め抜いて、本当に大切に弾いていますよね。しかし、凭れないところが素晴らしいです♪
KV242・2台ピアノ版は、このCDで初めて聴きました。この曲は未体験ゾーンだったので、3台だとどうなのか逆に聴いてみたくなりました。(^^

No title

そうですよね...この曲は『2台のピアノ..』KV365に比べると評価が低いですけれど、さすがはモーツァルト。けっこう楽しめますよね♪
CDも何種類か出ていると思います(^^)

No title

あまでおさん、仰る通りKV242も結構楽しめますね♪
本来の3台版も聴いてみたいです。
CDを物色してみます。(^^

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