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ショパン:ピアノ協奏曲第2番


 

 
ショパン:
・バラード第1番ト短調 op.23 [11:14]
・バラード第2番ヘ長調 op.38 [8:20]
・バラード第3番変イ長調 op.47 [8:00]
・バラード第4番ヘ短調 op.52 [13:54]

 リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)

・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
 第1楽章マエストーゾ [15:40]
 第2楽章ラルゲット [11:42]
 第3楽章アレグレット・ヴィヴァーチェ [8:27]

 リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 ファビオ・ルイージ(指揮)

CD・ステレオ・録音:バラード~20102月、デジタル(セッション)
              協奏曲~20099
月、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライブ)
 
 
naive V 5215 
 
リーズ・ドゥ・ラ・サールのテンポ・ルバートには、切々たるロマンティシズムが溢れています。
メジューエワもそうでしたが、テンポ・ルバートが決して嫌味にならないのです。まだ20代前半なのに、音楽に風格すらも感じさせます。
 
バラードは、第4番が素晴らしい演奏だと思います。曲想を捉えながら底流に勢いがあり、ダイナミクスも十全にコントロールされていて、音楽が本当に新鮮に充実して響きます。
 
個人的に期待していたバラード第1番は、少々弱音部分のテンポに凭れがあり、またダイナミクスの設定に些か無理(極端さ)がある気が致しました。しかし、それでいてトゥッティ(ピアノはオケと同様かと)でも破綻がないのは流石なのです! が、コーダは不完全燃焼~今一つです。
 
バラード第2番は、さながら嵐の如き響きに圧倒されます。幾ら叩いても乱れない~これは大物の証でしょう。極端と感じる部分もありますが、鋭利な感性が途轍もないことを成し遂げようとしていることをも、同時に感得させられます。
 
バラード第3番も、和音の美しさを更めて気付かせる演奏です。カンタービレは、作って作れるものではないのですが~作ってしまう人です。コーダは、少々寸詰まりかも・・・。
 
何と言っても、このCDの白眉は協奏曲でしょう。指揮のファビオ・ルイージとの息もぴったりで、シュターツカペレ・ドレスデンの燻銀の響きも相俟って、誠実にして優美なショパンが奏でられます。緩急自在、リーズの眩いほどに美しいタッチが、何より印象的です。
 
リーズ・ドゥ・ラ・サールには、今後も大いに注目していきたいと思っております♪
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コメント

No title

Kapell様
今晩は。私は、ショパンの四曲の『バラード『の中では、ト短調、作品23をもっとも好みますが、数多い録音にもかかわらず、納得できる演奏は少ないです。リーズ・ド・ラ・サールのCDはぜひ聴いてみたいです。もちろん『協奏曲』ヘ短調も。ホ短調に比べてやや過剰にも感じられる、この曲の管弦楽部の色彩感がシュターツカペレ・ドレスデンによって、どう表現されるか、期待が大きいです。お教え、ありがとうございます。

No title

最近ショパンがとても聞きたくなっています。秋だから?(^^)
アシュケナージとブーニンしかショパンは持っていないので
聞いてみたくなりました。良い情報ありがとうございます\(^O^)/

No title

リラ1890様
今晩は。私もショパンのバラードの中では、ト短調を最も好みます。
リーズ・ド・ラ・サールのCD、本当に価値があると思います。この人の演奏には、ブレークスルーした何かがあります。
協奏曲の方は、シュターツカペレ・ドレスデンの音色を聴くのも楽しみの一つですね。(^^

No title

うたひめさん、芸術の秋にショパンもいいですね。(^^
女流ピアニストならではの繊細感と美しいタッチをお聴きになってみて下さい。女性と言っても、リーズ・ド・ラ・サールは強靭さも併せ持っていますから、一筋縄ではいきません。

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