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リスト:ソナタ ロ短調


 
CD
フランツ・リスト:
・『愛の夢』第3番変イ長調 S.541-3
・ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
・メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』 S.514
・『悲しみのゴンドラ』第2稿 S.200/2
・前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543J.S.バッハ曲/リスト編曲 S.462-1
 
DVD
・ピアノ・ソナタ ロ短調よりショート・フィルム

カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 
CD・ステレオ・録音:20101010-14日、ベルリン、マイスターザール、デジタル(セッション)
 
SONY CLASSICAL 88697873852
 
リーズ・ドゥ・ラ・サールにも驚きましたが、このカティア・ブニアティシヴィリも素晴らしいです。同年代にユジャ・ワンがいますので、3人揃ってリスト三役揃い踏みですね。
 
有名な『愛の夢』第3番から始まりますが、これが大輪の花が開く様を見るが如き演奏です。通俗曲でも飽きさせない実力は只者ではないですね。
 
ソナタ ロ短調は、ところどころスピード違反(性急)ではないかと思うくらいに飛ばしていますが、止むに止まれない想いがひしひしと伝わるので、次はどうなるのかと思わず聴き入ってしまいます。民族的な節回しと言うか、独特のキャラクターがあり、ここがまたリストではいい味付けになっています。必要なところではグッとテンポを落とし、幅広く歌わせる変化にも富んでいます。トゥッティは迫力満点、弱音は清澄でいて官能美をも感じさせるものです。この雰囲気・・・憑依型の演奏家ではないでしょうか。
 
曲は違えど宇野功芳氏流に言えば、リーズ・ドゥ・ラ・サールのリストがアポロ的としたら、このカティア・ブニアティシヴィリのリストはデュオニュソス的と言えるかもしれません。
 
メフィスト・ワルツ第1番もまた我が意を得たりといった演奏。ガンガン弾き捲くって、実に爽快!
 
バッハのBWV.543は、パイプオルガンを想起させる響きが印象的です。個人的にこの曲が大好きでよく聴きますが、リーズ・ドゥ・ラ・サールもYouTubeに演奏がアップされていますね。両者共に立派な演奏だと思います。ここでもアポロとデュオニュソスの違いが聴かれます。
 
付属のDVDは販促用でしょうが、ブニアティシヴィリはビジュアル系でもないので、ちょっと誤解されてしまいそうな気がします。オマケなので文句は言えませんが・・・。
 
このCD、大変音質が良いのでオーディオ・ファイルにもお薦めです。
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コメント

No title

Kapell様
今晩は。関係のない話で申し訳ありませんが、ニーナ・アナニアシヴィリという素晴らしいバレリーナがいまして、「グルジアの黒真珠」と呼ばれたりしました。完璧な技巧だけでなく、人間的な魅力のある人です。ブニアティシヴィリは、名前からして、グルジア出身でしょうか。そうであれば、アナニアシヴィリに続いて、大輪の花を咲かせて欲しいですね。
リストの数多い編曲に関心がありますので、バッハを聴いてみたいです。

No title

リラ1890様
今晩は。関係なくないですよ~同じ芸術の世界かと。(^^
仰る通り、ブニアティシヴィリもグルジア出身です。正に完璧な技巧と人間的な魅力・・・共通していると感じます。
更に大輪の花が咲く時も、そう遠い将来ではないでしょう。
バッハの同曲は、旧くはアルベルト・シュバイツァーの名演(パイプオルガン)がありますね。

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