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モーツァルト・ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」


シューリヒト指揮/シュトットガルト放送響、ハスキル(ピアノ)
(PRELUDIO PHC2140)
※このCDはジャケットの曲順:9番→19番に対してCDの曲順:19番→9番と反対になっています。珍しいミスです。

この曲の成立については、ザルツブルグを訪れたフランスの女流ヴィルトーゾ・ピアニストであるマドモアゼル・ジュノーム(ジュノーム嬢)の依頼により作曲されたというのが通説ですが・・・

パリの有名な舞踏家でモーツァルトの親友の一人だったジャン・ジョルジュ・ノヴェールの娘のヴィクトワール・ジュナミー Victoire Jenamy であった(1776年にウィーンで注文したという)・・・という説もあるそうです。

であれば「ジュノーム」ならぬ「ジュナミー」ということに・・・。

さてこの演奏、ピアノ協奏曲とは何かを考えさせられる超名演だと思います。指揮者/オケ・ピアニストが見事なインタープレイを聴かせるのです。お互いを高めあって、音楽性が高い次元で融合しています。

音楽に対して献身的なシューリヒトとハスキルなればこそ、描き出し得た世界・・・。

そこにあるのは温かく輝かしい、生きる歓びに溢れたモーツァルト。

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コメント

No title

生きる喜びに溢れたって・・・いいなぁ!そういう気持ちだからこそいい作品ができたのかもしれませんね!

No title

ぴ~こさん、有難うございます。言われる通り、そういう気持ちだからこそ、素晴らしい音楽になったのでしょうね。同時に、並み外れた厳しさもあったと思います。

No title

クララ・ハスキルのモーツァルトNo27を聴きました。ここで紹介頂いた「ジュノーム」は所有していませんので。No27のハスキルはすごく濃い演奏です。つまり「間」がなく「あそび」もなく、せわしい位、先を急ぐような弾き方でした。

No title

junozaさん、27番はフリッチャイ指揮/バイエルン国立、クレンペラー指揮/ケルン・ギュルツニヒ、どちらを聴かれたのでしょうか?どちらも性急なまでの感じはしないですが・・・クレンペラーの方の第3楽章は先を急ぐイメージ~一種の危機感とも取れる~があります。或いは私の持っていない別の演奏かも?ハスキルは体調が悪そうな時がありますね。妙に雰囲気が解れず、ミスタッチも結構あったり・・・病気のことを考えると痛々しいです。しかし、そうしたハンデを乗り越えてしまうところが、この人の凄いところです。

No title

私が所有しているのはフリッチャイ指揮バイエルン盤です。私には先を急ぐようなピアノに聴こえるのです。ギュっと凝縮したピアノの音色が次から次と現れ、「時間がないの!」と言っているみたいに聴こえるからです。

No title

junozaさん、有難うございます。仰る通り、ハスキルは音符からモーツァルトの心を読み取ったに違いないと思います。27番も素晴らしいですが、上記の9番をお聴き頂ければ幸いです。

No title

もう20数年も昔のことになりますが、この演奏がテイチクでしたか、日本盤のLPで発売された頃を思い出しました。いかにもハスキルらしい優しい音のなかに芯の強さのある音楽でした。それにシューリヒトが伴奏をつけているのですから、まことに贅沢な顔合わせです。それでいて、身振りが大袈裟でないところが、また、魅力です。このような演奏が簡単にCDで入手できるのは有難いことです。

No title

カワサキヤさん、そのLPの解説が出谷 啓 氏で・・・「谷 啓」に「出」が付いていると面白がっていた友人がどこかに?いましたよ(^_^;)。演奏は、本当に凛として慎み深く温かい、謙譲の美徳の世界~自分に厳しく音楽を彫琢してきたのですね。このコンビには、もっと沢山の録音を残しておいて欲しかったです。

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