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モーツァルト・ヴァイオリンソナタ集


モーツァルト・ヴァイオリンソナタ第25番ト長調K.301
                   同第28番ホ短調K.304
                   同第34番変ロ長調K.378
                   同第35番ト長調K.379

オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
マリア・ジョアオ・ピリス(ピアノ)
(DeutscheGrammophon POCG-1489)録音:1990年7・8月、1991年5月

旧くはグリュミオー&ハスキルのコンビが息の合った絶妙な名演を残していますが、近年ではこのデュメイ&ピリスの演奏が私のお気に入りです。

ピリス持ち前の細やかさと音色の美しさに加えて、デュメイとのコラボレーションが求心力を高め、聴き応えのあるモーツァルトに仕上がっています。

グリュミオー&ハスキルがロココ調の美だとしたら、ピリス&デュメイは近代の美でしょうか・・・。

特に28番の第2楽章は、モーツァルトの「虚無との対話」を意識させます。しかし、この簡潔極まりない筆致の中で、深い心の淵を表現するとは!

やはり、演奏家にも相性というものがあるのでしょうね。ソロの上手い人をくっつけたからといって、必ずしも結果が良いとは限らない。自己表現しつつ、相手の音楽にも耳を澄ます謙譲の美徳、当意即妙に反応する俊敏さもないと駄目なのでしょう。インタープレイでお互いに音楽を高めあう演奏、素晴らしいです!

結婚もそうでしょうか?割れ鍋に綴じ蓋カップルでもO.K.・・・!?

オーディオ的にも非常にクリアな音で、25番と28番は、目の前で演奏されている錯覚に陥ります。ヴァイオリンを構えた気配、息遣い、体を動かした時の響きの変化が捉えられており、擦弦の生々しさ、胴鳴りもリアルです。ピアノも珠を転がす様に美しく収録されています。

34番と35番の方が、ややオフマイク気味に聴こえます。その分、ステージ上の演奏会のイメージが強くなりますが、それはそれで良い音です。恐らく91年5月の録音がこちらで、ホール、スタジオ、機材、マイク配置等の録音条件が異なることが分かります。

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コメント

No title

割れ鍋に綴じ蓋・・・そんな相手もいいのかな?(´Д`。)グスン

No title

そ~だったんですか!な~るほど ガッテン・ガッテン・ガッテン!!です、早速CDショップに行ってみます~ありがとうございます。

No title

バイオリンを弾けると素敵だな~!

No title

ぴ~こさん、きっと、いいお相手が見つかりますよ!ヴァイオリンは小さい頃から始めないと、難しいみたいです。同じ弦楽器でもチェロは、大人になってからでも大丈夫な様です。チェロの響きも深々と朗々として、素敵ですね。(^^♪

No title

キンコンさん、寒くなって(湿度が下がって)きて、JBLの調子が良くなったそうですね。音の良いCDを沢山聴いて、エージングしてあげて下さい!(^^)v

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