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モーツァルト・ピアノ協奏曲第27番


モーツァルト・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

ダニエル・バレンボイム指揮&ピアノ/イギリス室内管弦楽団
(EMI 7243 5 69821 2 3)

モーツァルト最後のピアノ協奏曲、K.595。
数多くの名盤が犇く中、私の印象に強く残る演奏のひとつが、このバレンボイムの弾き振り盤です。

細部にまで神経が行き届いて、静謐と憧憬が様式美の中に鏤められていきます。
バレンボイムは研ぎ澄まされたセンスで、オケをコントロールしつつ、ピアノを胸に迫る美音で響かせるのです。
アーティキュレーションの上手さなど、かくあるべしといった風情です。


妻ジャクリーヌ・デュ・プレの不治の病が、どれほどバレンボイムの繊細な心を苛んだことか・・・
しかし、この演奏は深い優美さに包まれています。

これは、デュ・プレへの愛が生み出したものかもしれません。

因みにデュ・プレが多発性脳脊髄硬化症との診断を受け、チェロ演奏家として引退を余儀なくされるのが73年のことで、このK.595のリリースが74年です。苦悩の最中に、録音されたものなのでしょうね・・・。




異演盤~フリッチャイ/ハスキル、シューリヒト/カザドシュ、ベーム/バックハウス、カザルス/ホルショフスキ、リステンパルト/ベグネル、等々の演奏について、都度、記事にしたいと思います。

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コメント

No title

そうゆう背景があったんですね・・・知りませんでした。いつもながら勉強になります。ありがとうございます。

No title

これは、チェックしときます!!バレンボイムも大変な時期ですね。

No title

キンコンさん、恐縮です。想像も入っていますが、真実は当らずとも遠からずだと思います。この頃のバレンボイムに比べると、今のバレンボイムは、少々・・・な気がします。

No title

cwdnf332さん、二人の家庭がどんなものだったか・・・胸が痛くなりますね。

No title

27番は最も好きな曲の1つで、CDも手に入るものは基本的に集めるようにしてます。でもカザルス/ホルショフスキ、リステンパルト/ベグネルというのは知りませんでした。ぜひ記事にしてください。CDは廃盤なんでしょうが。27番の記事がありますので、TBさせてください。

No title

yymoonさん、確かに27番は嵌りますね。カザルス/ホルショフスキ、リステンパルト/ベグネルについては、順次、記事に致します。TB、有難うございます。

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